ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
プロフィール

デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

自動WEBサイト翻訳(多言語)

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「亡所」を作ろうとする人々
あえて、私が何を批判しようと、この文章を書くのか、明言を避ける。ケンカを売るよりは、同志を探すほうがはるかに建設的なのを、人生経験から身に染みているから。

が、私は、モーレツに呆れ、かつ怒っていることだけは、最初に表明しておく。
その怒りを、災害史の1エピソードで包んで、今日の記事をお届けしよう。

最近きな臭い動きのある富士山がl、一番最近に噴火したのは、江戸時代・宝永年間のことである。
年号をとって宝暦の大噴火、と呼ばれているその災害、たしかに、当時の幕藩体制の行政の規模で、十分に対処できないような大きな災害だった。だから、不手際には、仕方がない面もあった。

しかし、あまりに我田引水的な決定が次々に政治の世界で決定されていき、
被災地は見捨てられていった。

被災地は、富士山の南東~南の方向、駿東郡や相模国の西の端あたりにかけてがもっとも重大なな被害を受けた場所であった。
 噴火後数か月は、領主の小田原藩が被災民の救援をしていた。が、田畑の作付をし始めねばならないころになって、火山灰の除去を小田原藩の力で行うことを断念し、それらの被災地を幕府に返納していしまう。

 幕府は、それを受けて、代官を指名し、復旧活動にあたらせようとするが、
 それに先立って、責任逃れのような決定をする。
 その決定が、表題にある
 「亡所」の指定だった。

 亡所‥‥今風にいうと、「全滅宣言」だ。

全滅だから、そこに住む人はいないとみなし、税もかけないかわりに、被災民も住んでいないとみなす。さらにいうと、灰の除去にも予算を出さない。

そもそも誰も住んでいない土地、という建前にするわけだから、灰を除去する必要もない、という論理がまかり通ったわけだ。
被災地の人は、自由に他の場所へ移り住んでいい、というものの、どこかに移り住むことを奨励するわけでもない、「流民」と扱って、幕藩体制から、完全に抹消するような扱いである。

いっぽう幕府は、被災民の救済に使うという名目で、上納金を命じていた。そして、その上納金は、たしかに幕府に届いた。

その金は、たしかに富士山噴火からの復旧に使われはした。
が、具体的に何に使われたか、というと、江戸市中に積もった火山灰を除去する活動(そのために、無職者を直接雇用する公共事業)のために使ったのだ。
被災地の安否云々を、視野から外し、新任の将軍へ「世論」の非難が向かわないように、「世論」が作られるおひざ元の江戸の救済を、優先したわけである。

そんな間にも、被災地で強制的に「流民扱い」にされてしまった被災者は飢えていく。
彼らを救うために、お救い米を幕府の米蔵からださせようと、代官はいろいろ政治工作を始め、
結局は、コメが配給されるわけなのだが、
当事者の代官は、その行為を「服務規程違反」程度の咎めを受けて、結局は切腹を命ぜられてしまう。

今、日本で、東北三県の太平洋岸を、「亡所」と見なそうとする人が、居ないだろうか?
幸い、政府にはいないけれど、
大都市の安全を確保するため、という大義名分を持ち出して、そういう世論を作ろうとする、非常に頭のいい人がいないだろうか?

スポンサーサイト

テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント

いつの時代もあまり変わりがないのですね。
ただ違いを感じたのは、火山灰の被害では農業はできないものの
放射能被害では、良くも悪くも、一応農作物は育つということです。

福島では、地元の農家を救うべく、行政の出した規制値以下であれば
むしろ積極的に地元産を使っていこうという考え方も出てきています。
予測不能な放射能被害を無視して考えた場合、自給自足は可能な地域ですから。
地域断絶を避けるために、現地と都市部を往復する人間がいた方がいいという直感はどうやら当たっていたようですが、そんな直感ももしかしたら、先祖の記憶からなのかもしれませんねw

もう一つの違いは、情報の即時性です。
ネットは活用していきたいものですね。
【2012/03/03 11:44】 URL | #- [ 編集]

土という資産
土という財産
コメントありがとうございます。

農業では、土は資産なんですね。
その土の上に新たに積もった、富士山の噴火の場合と
土の一部へ異物が染み込んだ今回の場合とで、
よくも悪くも、というのでりょうか、
たしかに、相当に放射性物質が染み込んだ土でも、作物ができてしまいます。しかも見た目に違いがわからないほどに、完璧に。

が、セシウム濃度の管理や、調理の仕方で、なんとかなるレベルでないかと思え、
福島県内での動きに興味もって見ていこうと思います。

ネット情報の時差の少なさは、味方につけられると、強いですね。
広瀬隆さんの福島での講演を、その日のうちに視聴できるのですから。
私も、自分のできるホームグラウンドの分野で、速やかな情報取りまとめ、考察を公表できるようになるのが、当面の私の目標です。

ただ、福島のニュースは、クリッピングを公開しながら、丹念に追ってるつもりですが、
連続的な雰囲気の変化を追うのが難しいのかもしれず。

>むしろ積極的に地元産を使っていこうという考え方も出てきています。
このあたりは、見つけることができませんでした。

>地域断絶を避けるために、現地と都市部を往復する人間がいた方がいいという直感はどうやら当たっていたようですが

時間が積み重なるほどに、意味合いが深くなる活動かと思います。
長くなることでしょう、また、よろしければ、コメントをくださいませ。

ほんと陰ながらではありますが、

‥‥応援しております。僭越ですが。
【2012/03/04 21:51】 URL | デルタ #- [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://hosiakari.blog34.fc2.com/tb.php/1049-93eb4583
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。