ほしあかりをさがせ
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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不確定なデータと付き合うということ
福島第一原発から漏れた放射能がどれだけあったのか、
これまでは、東京電力の「推算」しかなかったのだけど、
別方向から計算する機関が計算結果を発表した。

セシウム流出量、東電推計の6倍…海洋研試算
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120306-00001065-yom-sci
読売新聞 3月6日(火)21時29分配信

海洋研究開発機構の計算は、
・福島県の沿岸など約500地点での海水のセシウム濃度を入力
・潮の流れなどの境界条件を入れる
・5/7までのセシウムの移動経路を計算
という方式をとっている。
その結果が、
 ・高濃度汚染水の流出:4200~5600テラ・ベクレル
 ・大気経由(降水など):1200~1500テラ・ベクレル

他にも、気象研究所の推算でも4000テラベクレルとの計算結果を提示している。

ぱっと見には、東電の推計が異様に小さく見積もっているように見えるかもしれない。

けれど、ここで結論を早まらないでほしいと、
計算機シミュレーションをちょっとばかりかじったことのある私から、切に願いたい。


大気にしても、海水にしても、対流などの現象があるなどで、モデル化の難しいものであり、なかなか精度の高いモデルをたてることができない。
わりに単純なはずの、天気予報の雨/雪判断ですら、予測が外れることが、まさにこのモデルの精度の低さによるものなのだ。
ある物理量をシミュレーションで出すときの精度は、経験的にいって、「結果として出た値の倍~半分くらいの間に、真値があるだろう」という程度のものである。
だから、このセシウム放出量の推算にしても、6倍の差からは、せいぜい「東電の見積もりが傾向的に低めになっているかも」程度のことしか言えない。
(そして、この差は、結局海へ流れ出した量をどれだけ正確に把握できているか、にかかわりそうである)

このようなレベルの精度でしか、予測できないという事実を踏まえて議論を始めないと、いつまでも、「最新の推算値」のマスコミ発表に振り回されるだけになってしまう。

今、必要なのは、正確な値だろうか?
……あえて挑発的なことを書くけれど、
私はそのように思うのだ。
オーダーとしてどの程度の放射性物質が放出されたのかさえ把握できていれば、たとえば、地下水にどの程度交じってしまったか、瓦礫にどの程度付着しているか、がおよそ見積もれうる。……そうして現れた推定値から、何の除染を優先すべきか、何か見落としたところに放射性物質が溜まりこんでいないか、が推定可能なのだ。
そして、その推定から、「何をなすべきか」が見えてくる。

シミュレーションは、このように行動の指針を求めるために行う「第一次推定」の手段なのである。
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テーマ:ほっとけない原発震災 - ジャンル:政治・経済

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