ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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映画「イエローケーキ」レビュー
私の考えたことは、あとで書くとして、
いろんな方に見てほしいので、まず、案内を先行します。

(今後の上映予定……映画公式HPより)
◇愛知県 名古屋シネマテーク  いよいよ4月20日(金)まで。
◇石川県 金沢シネモンド 2012年5月12日(土)~5月25日(金)
◇神奈川県 シネマ・ジャック&ベティ 2012年4月14日(土)~4月27日(金)
◇京都府 京都みなみ会館 2012年4月21日(土)~5月4日(金)
◇山口県 山口情報芸術センター 2012年5月3日(木)5月5日(土)の二日間上映
◇新潟県 新潟市民映画館・シネ・ウインド 2012年5月5日(土)~5月18日(金)
◇福井県 福井メトロ劇場 2012年5月5日(土)~5月18日(金)


以下、昨日私が見たレビューです。

======

冷戦時代の核兵器配備競争の時代、ソ連へウランを提供していた鉱山の、古い記録フィルムから、物語が語り起こされ、2010年までの5年間撮りだめたフィルムには、ウラン鉱採掘にかかわる人たちのインタビューが、数多く出てくる。

東ドイツの鉱山は、東ドイツの社会党政権が崩壊したのと同時に、採掘を停めた。
しかし、そうしてできた供給の穴は、例えばナミビアに移った。
カナダにも、多数の鉱山があり、埋蔵資源の「寿命」や採算性から30年ほどのサイクルで栄枯盛衰を繰り返している。

だから、採掘の行われる土地、かかわる人々の生活スタイルは次々に代わっていく。
けれど、不思議と繰り返されるのは、働く人々のこの感覚。
「てっとり早く稼ぐには、給料のいいこの鉱山で働くことにした。けれど一度働き始めると、その生活に慣れてしまい、いつの間にか居つくことになっていった」
健康のことを聞かれると、漠然とした不安を顔に出しつつ、周りのみんなもやっていることだし……、と言葉を濁す。

インタビューに答える鉱山で働く労働者の人たちは、それなり以上に洗練された考えを持っていて、どちらかというと聡明そうに見える。
ナミビアの鉱山で働く女性で、かなり長い時間取材されていた人は、南アフリカの通信制大学の教材をこなしつつ働き、本格的に大学へ進学するための学資を稼いでいるのだ、というほどの向上心を持っている。が、ウラン鉱山の劣悪な労働環境や、そこでの生活の不健康さに、「不安はないか」と聞かれたとき、表情が怯みそのあとは、微笑するだけで答えの言葉が出てこなかったのは、少し異様でもあった。

不安要素は考えないことにしている、
恒久的なエネルギー源ができるまでの、いっときのことなのだ
という態度は、実は原子力発電を受け入れてきたわれわれとものすごく似通っている。
(15年くらい前のことを思い出してほしい。核エネルギーの最終目標は、「夢の核融合炉」であり、核分裂での原子炉はそれが完成するまでの繋ぎ、と原子力業界は位置づけていた。今でも、電力会社や日本政府は、再生可能エネルギーが安定供給されるまでのあくまで繋ぎとして、原子力を位置づけている……少なくとも公式見解では……)

人間は、ほおっておかれると、リスクを定性的にしか扱うことしかできないものなのかもしれない。

次に目についたのは、鉱山運営への政府の強力な介在だった。東ドイツは当然としても、ナミビア政府が採掘権を外国企業に売りつつ、インフラ整備の原資にしていること、オーストラリアが北部の鉱山が、アボリジニの人々の先住権の行使で前に進まなかったころ(1970年代)に大臣が直接に交渉へ訪れたこと。
そして、その大臣が「オーストラリア政府と日本政府との契約で、この鉱山からのウラン輸出が約束されている。国際的な信用にかかわる」と、政府間の協約まで公然とあることも、私としては異様にうつった。
これは保護貿易の域さえ超えた、国策貿易そのものだから……、自由主義経済の諸国でこういうことが公然と行われているのは、やはりヘンでなかろうか……。

「リスクをあいまいにする」
「一時のことと割り切る」
「国策である(政府の介入がなければ、進まない」
原子力産業の川上でも、発電事業でも、同じことが「日常」で繰り返されている。
原子力村と呼ばれるタブーは、日本だけの……あるいはその「村」内部だけの慣習ではないのだ、とつくづく感じた。

そうして、そのタブーの行き着く先は。
この映画が最初に描いている旧東ドイツの廃鉱ではないだろうか。
スラグで汚染された湖では、浄化を諦め、せめても水の流出を止めるための技術を開発中。
数えきれないほどある、ガラを積み上げた山(早い話、ボタ山。ただし石炭のボタ山と違って、少なからず放射性を帯びている)を、露天掘りの跡地へ埋め戻す
これらの後始末の作業には、もう20年近くもかけているのに、めどが立たない。
その間にも、放射線は周囲へ飛び交い、放射性の粉じんや水が多少なりとも漏れ出している。

……私たちは、この「リスク」を海外に押し付けてきて、自分たちは安泰と安心していたけれど、
原子炉事故に直面した今、このリスクに真面目に向かい合う必要がある。
が、その覚悟があるだろうか。
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テーマ:放射能汚染 - ジャンル:政治・経済

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まとめteみた.【映画「イエローケーキ」レビュー】

私の考えたことは、あとで書くとして、いろんな方に見てほしいので、まず、案内を先行します。(今後の県福井メトロ劇場2012年5月5日(土)~5月18日(金)以下、昨日私が見たレビューです。======冷戦時代の核兵器配備競争の時代、ソ連へウランを提供していた鉱山?... まとめwoネタ速suru【2012/04/15 09:06】

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