ほしあかりをさがせ
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
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琵琶湖の水位……迫りくる危機(涙)
我が郷里近江に現在住んでおられるShokoさんの、琵琶湖の水位についての記事を読み、思い出したこと。

また、元滋賀県人のヒガミが始った、パート3かよ、という人が多いかと思いますが、
読み飛ばさず見ていって考えて欲しいのです。

わずか標準水位+40cmで水害が起きる、という県庁の危惧、県外の人にはオーバーに見えるでしょうね。が、これはオーバーでないのです。
今から10年くらい前にも梅雨が長引き、+70cmくらいまで増えたことがあったのですが、そのときには水泳場(「ビーチ」のこと。断じて「海水浴場」ではない!!)の砂浜が完全に水没してました。

こんな不自然なことになるのは、琵琶湖の標準水位の基準を動かすことなく、最低水位が人為的に引き下げられたという理由があります。-1.0mまで水位が下がっても周囲の川へ逆流しないように、川底を1m掘ったのです。当然それにつれて湖岸の田んぼも1m低くして……という大改造もされています。それは今から約30年前……'70年代~'80年代に行われた「琵琶湖総合開発」という事業でした。
(今度知事にならはった嘉田サンは、ちょうどこの事業が進行しているころに湖岸のフィールドワークをされています。前に紹介した彼女の見解は、琵琶湖総合開発の前後を見ていたからこそ出てきた、とも言えるる)

この事業には、2つ眼目がありました。
 (1)京阪神への水供給量を増やし、かつ安定化させるために、琵琶湖の水位を人為調節させる(そのために、琵琶湖からの流出口にある南郷洗堰を高水位に耐えるよう作り替え、下流に天ヶ瀬ダムを造った)
 (2)琵琶湖周辺と京阪間と、ともに水害が起きないように、宇治川の流量を管理する

(1)は、長良川河口堰と同じように、「予定より水消費が増えなかった」という事態に突き当たり、今はそれほど問題になっていません。下流で問題になるような渇水は2回くらいしか起きていないことが、その証拠。(だから、下流域の著名人、例えば、故開高健サン天野礼子サンが長良川河口堰の反対運動へ加わったときに、私は激怒していた。彼等が唱える反対の理屈が、そのまま琵琶湖総合開発の弊害でもあったから。「長良川のことを言う前に、琵琶湖を原状回復してくれよ!」と私はキれ、何度か抗議文を送ったものだ、若気の至りだけど)

一方、(2)は深刻な不公平を生みました。
今は、国土交通省の一元管理になったけれど、つい最近まで、関係府県の知事会議で決める、となってました。つまり、大阪府知事、京都府知事、滋賀県知事の合議(ひょっとすると兵庫県知事も入っていたかも)。わかりますかね、この合議でのパワーバランスが下流へ傾く、ということが。大雨になって水位が上がり出すと、京都・大阪で洪水が起きる怖れがある、と押し切られ、中流のダムや南郷洗堰が閉じられてしまうのです!
幸い、琵琶湖総合開発以降これまで、琵琶湖の洪水で人が死んだことことはありません。けれど田んぼが水つきになったことは何度あったことか……。

何度も個人名を出すのは忍びないのですが、故開高健サンをはじめとする京阪間の自然保護派の人たちは、このことを知っているのでしょうか?
自分自身、学生時代の6年を大阪で過ごし、少なからず自然保護運動にも顔を出していた経験から言って、
かなり不信感を持っています。

(追記)
こんな話を始めると、他県の方は「細かいこと知っているな」呆れはるのですが、今書いたうちの7割くらいは、滋賀県の中学では社会科で教わるのです。今はどうなっているか知りませんけど……。で、この知識のギャップが、下流域の人たちとの見えない軋轢の元にもなってます。
ただ、最近は、草津を中心に京阪間から移住して来た人が人口の数割を占めるようになってきたため、先鋭な対立が減っている気もします。
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テーマ:地震・天災・自然災害 - ジャンル:ニュース

この記事に対するコメント

こんばんわ。
確かに下流域の人たちの考えばかりで推し進められると、では上流に住んでいる方たちはどうなるというのはありますよね?
日本人って特に、近視眼的になりがちで、自分たちの住んでいるところの危機には凄く聡いけれど、そうでないと無関心という感じが前からしていました。

琵琶湖の水位が40センチ上昇、これって相当な水量の増加ですよね?
砂浜が埋まってしまうくらいですから、相当なものだと思います。
(的外れな意見でしたらすみません)
【2006/07/24 22:30】 URL | kazu #- [ 編集]

TBありがとうございました。
その10年ほど前 私は滋賀にいなかったのでー。
でも 友達からその時の様子を聞きました。
この近所では 川があふれ 国道が洪水となり 国道周辺の民家は床上浸水、
そして 国道で立ち往生した車から出ようとなさったお年寄りがひとり
濁流に流され 亡くなったそうですね。

琵琶湖が、あれほど広大な湖がそばにあり、琵琶湖があふれた訳じゃないのに
そこにいたる川があふれ 被害がかなり出ました。
やはり 怖いですね。
【2006/07/24 23:29】 URL | shoko #- [ 編集]


コメントありがとうございます。
>Shokoさん
そうか……、あの洪水のときに亡くなった方がいはったんですね。
当時滋賀から離れていたので、私の方こそ詳しく知りませんでした。

>KAZUさん
下流と上流の和解、といえば、神奈川で横浜市と道志村との越境合併案の話がありましたよね、あの交渉には、かなり興味を持っておりました。
私が引っ越して以降、進展ありましたでしょうか
って、立ち消えになったのだろうな、と少し哀しくなってます。
あれも、上流の道志村の片思いだったから。
【2006/07/25 21:38】 URL | デルタ #- [ 編集]


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