ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
プロフィール

デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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お前は水道局か!?(白山南稜縦走記その2)
【ルート】南龍山荘-別山-御手洗池-三ノ峰避難小屋
【所要時間】6:20
【獲得標高差】600m
【天候】晴

今日から明日に掛け、いやでも水道局のダム管理担当者みたいにならなければならない。コースタイムにして6:30の間に渡って水場がない。しかも、宿泊適地が間にないので、中途半端な位置の三ノ峰避難小屋に泊まることになるのだけど、そこには、水がない。というわけで、今日8時以降明日の10時頃まで水の補給ができないのだ。
加えてこの暑さ。昨日の行程では、合計で1.2l飲んだ。一体どれだけ水がいるのやら。
南竜が馬場の湿原を端まで歩ききり、思いっきり下って谷川に着くまで30分と掛らなかった。一つ向うの尾根から流れ出ている谷川は、雪解けのころと同様に冷たく清廉。そこが、今日明日と歩くなかでの唯一の水場だ。1.5L汲む。小屋から持ってきた分も含め、3.5L。それに一昨日広貫堂(富山)を見学したときにもらった栄養ドリンク約0.2L。けれど、これ以上入れたら、今度は運ぶのに仮死状態になる。未練がましく流れを見上げると、15mくらい奥に滝が見えた。
(油坂-御舎利山)
ここからの登り返しがまたすさまじい。地元の方は、「心臓破りの坂」とも別称している油坂。かれこれ200mの標高差を登り切るのに実は30分しかかからなかったのだけど、気持ち的には、早くも「果てた」という感じ。そこからは台地状の、乾燥化が進む湿原がしばらく続いた。池塘の跡地に背の高いムギ科らしい植物が群生し、それを取り囲んでニッコウキスゲが乱れ咲いている。その様を写真に撮ろうとしたら、黒い雲が吹き飛ばされてきて、霧雨になった。あさっぱらから異様に暑いので、むしろこのまま降り続いて欲しいぐらいだったが、そのまま東へ吹き飛ばされていった。
正面に御舎利山で一度盛り上がり、右奥へ鎌状に切れ落ちるピーク別山が見え始める。御舎利山の寸前の登りで、昭文社の地図には2個所”危険”(ガレ場)の記入がある。たしかにかなりのヤセ尾根で、しかも東方向は50m以上の落差で切れ落ちている
のが見える。そう言う意味では、道から外れると即転落死、という地形で、緊張した。ただし、道自体は「ガレ場」をよぎる場所はなく、電光型の登山道の角が小石だらけの裸地になっていて、踏ん張りが利かずに足を出しにくいな、という個所が2つあるだけで、拍子抜けだった。(ただし、下りだとスリップを起こすかも知れないので注意が必要。両足が滑ったら最後、数十m止まれないだろう)

(御舎利山-御手洗池)
御舎利山を右に巻き、チブリ尾根分岐に着く。先客6人ほど。そのうちには、南龍のキャンプ場からほとんど空荷で来ている人もいる……。この人たち速いわ。
チブリ尾根の尾根道のだいぶ向うには、森を切り開いた草原に小屋が望める。この道も気持ちよさそうだが、やっぱり水場がないのだという。やっぱり福井側へ抜けようと別山へ南進を開始。すると間もなく、西に入口を開けた岩室の跡に出会った。崩れた石で足の踏み場もないが、座れば2人は雨露がしのげる。崩れる前は5人くらいは入れたのかも知れない。なにしろこの道は越前側からの遙拝道(巡礼道)なのだ。
別山には大きめの石が転がる坂を斜登する。その北側にあたる斜面には、ミヤマタンポポやマツムシソウが並んで咲いている。
斜面のお花畑


別山の山頂には、一段低いところに頑強な石垣に囲まれて小さな祠がある。ここですら直射日光を避けることもできず、本当の頂きで休憩を入れる。
白山の御前峰には白くまぶしい積雲がまとわりついている。この雲が午後から育って積乱雲になっていくのだろうか。盛夏の光景だ。まばゆい陽光にアゲハ蝶が3羽追い掛け合いをしている。写真に撮ろうとだいぶ追い回したが、1時間たってもそのチャンスが来ない。やがて南へ飛び去っていった……て炎天下で何をやっているのか(苦笑)。
ここで。例の栄養ドリンクを飲む。恥ずかしながら栄養ドリンクと名の付くものは、生まれて初めて飲む。風邪薬と少し似た味だなと思うと、とうやらビタミンAのせいらしい。
そんな風にのんびり歩いているので、まだ4キロほどしか歩いていないのにお昼前だ。お昼は、水が汲めるかもとかすかに期待して御手洗池まで下って食べることにした。この日最も急な坂を落差100mくらい下り、その湿原に着いた。右手には2つの池があるのだけど、相当水が退いていて池の水深はせいぜい10cmといったところ。しかも底が泥状なので、コッヘルを水面に当てるだけで底から土が舞い上がって、とても飲めそうな色をしていない。せめて湧き出ているところでもあれば、煮沸してでも使う気になれるのだけど、完全に静止した池のこと、怖くてそれもできない。
仕方なく、持ってきた水を使いラーメンを作り、クラッカーと魚の缶詰とを合わせて昼食とする。

洗い物専用に500ccほど御手洗池で汲んで、出発。三ノ峰までの稜線は背丈ほどある樹木も生えだし、だいぶんと標高を降りてきたのだと実感する。ハクサンフウロを見つけ喜びつつ、1時間ほどで三ノ峰に着いた。別山を振り返ると……。わずか2kmの距離から望むと、いやでも全景が目に入る南側の岩壁=「大平壁」。苔すら生えない様子の厳しい壁を、見ているだけでも身震いする。
別山を三ノ峰から


三ノ峰避難小屋までは、下りでも歩いて10分近く掛る。小屋は、平屋建、板敷きのもので、入口のドアノブが壊れている以外は、非常に心地良いところだった。
水場……というより雪渓が東の斜面に残っているのは見えるが、斜度が余りにキツイので雪を取りに行くのを諦め、……とりあえず昼寝をはじめる。
今夜は長い。しかも、お盆明けの平日だし、このぶんだとひとりで過ごすことになるだろう。風に煽られてドアがバタンバタンといっているのも気にならず、そのまま寝入って目覚めたら18時を回っていた。
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