ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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灰谷健次郎さんを悼む
代表作の「太陽の子」が出版されたころ、ちょうど主人公と同じくらいの年令だった。けれど、この人の作品を素直に読めるような、”よい子”ではなかった。今もその影が残っているけれど、僕の場合、自画像が太陽ではなく、月……じゃないな、月ほどにも陽光が届かない冥王星だと思いこんでいたから、赤の他人の世界だと思っていた。

高校生のころになって、なんとか受け入れられるようになった。本当は気付いていたこと、「闇に太陽を作ろうとする人たちのものがたり」を作っている彼をそのままに認めることができるようになったのだ。思えば、「自分を悲劇がっているだけに過ぎない」と自身を客観視できそうになってきていたことの裏返しだったろう。

灰谷さんの人生をたどると、教育者としての挫折が後々大きく影響している。
例えば壺井栄さんのような「子供の群像」(=学校のもっとも大きな構成要素)を描こうとされていなかった。ひとりの子供と向かい合う多数の大人の群像を描いていた、という方が(結果としてだけれど)、正確な気がする。

当たり前なこととして、学校のシステムになじめない子供がいて、それとほぼ同じ程度の割合で学校のシステムになじめない教育者がいる。……灰谷さんは、そちら側の人。そして同じ側の仲間たちに、自分から陽光を引っ張り込もうよ、と語っていた。

僕も含めてだけど、上のことは、訃報を聞いて改めて考え、やっと気付いたことだった。かわいく健気な子たちの魅力に目がいってしまっていて、物語の背景に流れる『非社会的』なコミュニティーでの子育ての物語という部分がにじんでしまっていた(適切な言葉が浮かばない、”反社会的”ではないけれど、社会一般から隔絶された空気が漂っている、というニュアンスです)。
灰谷さんの物語がリアルタイムで広く読まれていた当時、社会システムとしての”学校”の価値を疑う人はいなかった。--いや、実際には居た。けれど、あまりに少数者であり、変わり者が不登校になっている、程度に軽視されていた(思えば太平楽だった)

しかし、今、灰谷さんの物語を読み返すと……。
学校に代わる教育が、見えてくるのでないだろうか、と僕は思う。

ドラマ「北の国から」で涼子先生が、麓郷から追われたように、
その道も、イバラの道には違いないけれど。
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テーマ:学術・文化系ニュース - ジャンル:ニュース

この記事に対するコメント
太陽の子
私も読みました~
今読み返すと、住民運動と先生のかかわりが新鮮ですよね。
【2006/11/27 18:08】 URL | おこじょ #- [ 編集]

もはや歴史の対象?
おこじょさん、こんにちは。

>住民運動と先生のかかわりが新鮮
だいぶ昔なら、少数といっても住民運動にかかわる先生も珍しくなかった、と思うのですが、、、
時代が変わったのですか、ね。
【2006/11/27 22:36】 URL | デルタ #- [ 編集]

灰やさんに関するいい紹介
偶然着ました。多分ここ↓から、
http://komichin.blog80.fc2.com/blog-entry-17.html

灰やさんのことはほとんど知りませんが、いい紹介文になっていると思います。

では、また。
【2006/12/13 12:56】 URL | 建つ三介 #- [ 編集]


建つ三介さん、はじめまして。コメントありがとうございます。
どちらかというと、「私と灰谷さん」という文章だったのですけれど、灰谷さんの持っておられた雰囲気が伝わってましたら、うれしいです。
【2006/12/16 00:36】 URL | デルタ #- [ 編集]


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灰谷健次郎

灰谷健次郎灰谷健次郎(はいたにけんじろう、男性、1934年10月31日 - 2006年11月23日)は児童文学作家。兵庫県神戸市生まれ。大阪学芸大学(現・大阪教育大学)学芸学 春香のblog【2007/01/25 01:51】

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