ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
プロフィール

デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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目黒漂流
冬至を過ぎたといっても、日は短い。
午後1時にKAZUさんと上野でおちあい、しかも昼ご飯をワタシが済ましていないかったので喫茶店につき合って入って貰ったりしていたから、行動し始めた時点で、日が傾き始めていた。
ワタシとKAZUさんとの間では、「上野に行けばなんとかなる」という暗黙の了解、いや安易なクセがあって、おちあったのだけれど、年末押し迫った時期に博物館は開いていない。
「庭園てのもいいですよね」
とKAZUさんの一声で、目黒の樹木園といったんは目標が決まったものの、行ってみたら休園。”都立の機関は尽く休みみたいですね~”といまさらながらの吐息をつきつつ、ここなら大丈夫だろうと、五百羅漢寺を目指した。……前に行って以来10年くらいのブランクがあるというのに。
手元にある地図には、載っていない。電話ボックスに入り、タウンページをおよその番地を探し出し、上目黒2丁目と頭にたたき込んで、北に向かったところ……、いつまでたっても、それらしいものが現れない。
日が傾いていく。KAZUさんの咳も気になる。なんとも言えない焦り。
とうとう東横線の中目黒駅まで来てしまい、いくらなんでもおかしい、となった。
そこでようやく文明の利器に縋った。KAZUさんの携帯を頼りに調べ直したところ、なんのことない、「下目黒2丁目」の間違いだった!

もう16時前だけど、場所がわかり気分がずいぶんと楽になった。
元きた道を戻っていく。床屋もラーメン屋も、ほとんどガラガラという年の瀬の夕刻。むしろ明日あたりから忙しくなる、その前の休息の時間帯という感じか。

五百羅漢寺、文字通り500体以上の羅漢像が納めてあるお寺だ。
羅漢像もここまで多数になると、彫るのにかなりの力量が問われる。定型的な像では飽きられる、仏弟子500人それぞれの伝説化された生き方を反映して味付けする必要がある(京都・三十三間堂の千手観音のようにはいかない)。
まさに、近代的な”彫刻”になる、第一歩が要求されたわけだが、さて500体となると、とひとりでやるには苦行だ。
しかし、ここにあるのは、18世紀のひとりの雲水の手による像だけ。
手がけたひとは名を松雲元慶という。

建物はコの字状になっており、中にそれらの像が納められているのだけど、最初の……本堂に向かって右側のお堂にある約200体の羅漢像には、羅漢の名前とともに、教訓とが書いてある。その一つに曰く。
「目標をたてたら最後までやり抜く」
耳が痛い(苦笑)

全体をざっと見渡して、仏教は「一筋にひとつのことを」というタイプの人を称える傾向があるな、と感じた。もちろん、それはチベット・中央アジア・中国と伝播する間や、日本で語り伝えている間についた”味付け”も入っているのだけど、数々の異能の人の、その人にふさわしい姿へ導き、やがて悟りの境地を思い知らせたというあたりに、釈尊の時期の仏教教団の底力があったのかも、と思える。
インドの風土には、そんな教団の方が、似合っている気もする。
 ……「個」が確かにあったのだろう、その頃には。
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