AFP通信の配信記事に面白い記事を見つけたのだけど、前のエントリーのような理由で、写真も記事も引用せずに感想を述べます。
火星の気温変化の傾向を、NASAの成果を紹介している。 http://www.afpbb.com/article/1488240
ホコリ(DUST)が原因になって、火星で、急激なペースでの気候変動(温度上昇)が起こっているという。 温度上昇とホコリの気中残留量との間に正の相関があり、 かつホコリが地面の反射能を下げるので、どんどん気温を上げているのだという。
ここまでは観察事実。 この現象、例の「地球シミュレータ」で検算の材料に使ってみたらどうだろう。 地球での温暖化現象(=人工のCO2が温暖化の原因であるとの結論)を出したときの定数をそのままにして、火星という別の系に当てはめることによって、それらの定数やモデルの妥当性を検証することができる。 今まで「地球シミュレータ」の予測計算が、本当の意味で「シミュレーション」になっていなかったのは、モデルの妥当性を検証することなく用いたからだ……重力や太陽光のエネルギー密度などが変ることのない「地球」に計算範囲を限っていたから、このとき諸々の定数を当てはめて気象現象を再現できても、それはシミュレーションではなく、「フィッティング」の数値計算でしかない。 僕(僕だけではない。数値実験をしたことがある物理屋サンの多くが同じ意見だった)が、「地球シミュレータ」に批判的だったのは、まさにこの点だけだったわけだから、僕らを納得させるには、いちばん良い機会のはずだ。
だから、「地球の計算をいったん止めて、火星の計算をやってみません?」 と呼びかけてみたい。 話は、それからですって。 テーマ:環境・資源・エネルギー - ジャンル:政治・経済
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