ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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技術上の「可能性」と産業上の「可能性」
NHKの日曜討論で、地震被害にあった柏崎刈羽原発のことを取り上げていた。
その中で特に怖いなと思った発言があったので、少し取り上げておきます。

消費者団体の代表らしき人なのですが、番組の終わりがけにこういう意味のことを言われたのです。
「原発の必要性はわかりますから、国が責任をもって絶対安全第一で進めて欲しい」
昔の消費者団体だったら、消費者として納得できる安全性を得ようとするために、よく商品の調査とかもしたし、場合によっては提言もしていた。
なのに、この言い方だと、専門家へおまかせ、になってしまう。
……この点も怖いのだけど、専門家でなくても、類推から今回の問題の肝がどこにあるかがわかりそうなものなのに、お任せとしてしまう、他人ごと的な態度にもっと怖ろしさを感じるのだ。
原発は、特に放射線を外に漏らさないという点で安全に作ることは技術的には可能である。が、そう作ったからといって、プラント全体が地震被害に強くなるか、といえば怪しい。ましてや、それが産業上問題ないというレベルにまでできるかは……。
産業的になりたつのか?この問いに専門家も、事業者(東京電力など)も、答えを出そうとしない、困ってしまうのだけど、それが実体で。。。

断っておくけれど、私だって原子炉については素人だ。
けれど、普通の機械からの類推で、原発の各部分で、どのような弱さをもちそうかが、およそのところがわかる。
通常は、原子炉がもっとも危ないとされる。が今回の地震では安全装置のおかげもあって壊れたり暴走したりしなかった。その点ではIAEAも感心していたのでないだろうか。……しかし、実は原子炉の部分は、地震の揺れで決定的な破壊までには至りにくい。それは原子炉の「危なさ」が放射線を漏らすかも知れない、という機密性の問題であるからだ。……機密性を高めた上で耐振動性を高くするならば、コンクリートと鉛とでガチガチの構造物を作ればいいのだから。
振動に弱いところは、接合部、近接して沢山の部品があるところ、ということ、素人考えではそうなる。……そう考えると、一次冷却系から二次冷却系へ熱を受け渡す熱交換器の中、あるいは、配管系のはずである。(そしてそれらは、経時劣化の影響ももろに出る)
熱交換器付近が壊れた場合の怖さは、何年か前の福井の原発での死亡事故でおわかりだと思う。熱交換自体は火力発電でもあるものだけど、何しろ原発では扱う熱量が桁違いになる。だから、蒸気にあたるだけで死者が出るほどの大事故になる。
また今回も結局配管系に問題があったといえないだろうか
この弱点は、……特に振動に関しては、メンテナンスを念入りにするよりないのでないだろうか(設計で逃げられる質のものでないからだ)。……ま、免震構造にするなんてアイデアはあるけれど、それでは産業ベースに乗るまい。

当たり前のことだけど、原発は他の発電方式とトータルコストの争いをしなければならない。(実はこの点で、事故がなくても原発を使う理由がなくなるのだけど、それは今はあえて触れない)
だから、この種のランニングコストが上乗せ……正確には「当然持つべきコストを加算」して、他の発電方式に勝っていなければならない。
……これが、産業として原発が成立する「可能性」である。

この可能性の算出がないがしろになっている。
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テーマ:環境・資源・エネルギー - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント

廃棄物処理のコストを将来に先送りしているからこそ、原子力発電は「効率がいい」のです。

まあ、将来には家庭用燃料電池の普及で、原子力発電所が不要になる日も来ることを願います。
【2007/08/20 10:10】 URL | Lexar #tV7uNBRQ [ 編集]

そこの時点で……(汗~)
Lexarさん、コメントありがとうございます。

そう、廃棄物処理、廃炉費用……、これら法律を特に作ってもらって、簿外にしている費用を考えはじめた時点で、破綻しているわけですね。
【2007/08/21 23:26】 URL | デルタ #- [ 編集]


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