ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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質への逃避?(日本社会はどのような点で大量消費社会なのか?)
日本で起きている、捕鯨問題と、林業の問題、
一見なんの関係もないこれらが、どういう構造的な課題を抱えているかを、思いめぐらす内、奇妙な共通点に気付いた。

「消費者が持つ、最高級部位への極端な”信仰”」……今これを仮に「大トロ信仰」と名付けるけれど……、それが産業全体への足かせになっているのでは?という、推論だ。


鯨肉に関して、実際に食べた人の感想を聞くと、笑ってしまうくらい両極端に別れる。私のように給食で竜田揚げを食べた経験のある人は「あんな硬くてマズイ肉なぞ知らん」と見向きもせず、一方最近食べた人の一部には「最高、美味」と賞賛する人もみられる。
同時に、このニュースも気になっていた。「調査捕鯨で出た鯨肉が余っていて年越しの在庫を出している」、その一方で「品薄感から鯨肉の値段は高止まりしたままである」

これはつまり、大衆的な鯨肉と高級食材の鯨肉とで、部位が異なることを見逃していたから、一見矛盾していたのだ。

給食の竜田揚げに使われてたのは、赤身肉(背肉、腹肉など)であり、
一方料亭で出されるのは、カノコ(あごからほほにかけて関節回りの肉)、オノミ(尾びれの付け根)といった部位。
これらを比べると、一頭から取れる量の差は歴然。
高級食材になる肉は、鯨全体から考えると1%の重量でないだろうか。

「鯨が一杯捕れるようになれば、珍味の肉を日本人へ十分供給できるようになる」という、世の中にありがちな主張をそのまま実行すると、鯨の赤身肉の大量廃棄(または極端な値崩れ)につながる、と私は読んでいる(私が商業捕鯨に反対する最大の理由はそこにあるのだけど、まあ今回は、いいや)。

木材にも、よく似た要求がある。
柾目の通った節のない通し柱……どうせ国産材を使うならば、と奮発する人がなんと多いことか。しかし、そんな部位は、木全体の体積から考えれば、1割に乗らないだろう。そして、その高級部位を取り出すために切り落とされる部分は、ほとんど役立てられず、売られても二束三文である。

かつて、日本のこれらの一次産業は、収穫物を無駄なく消費するということで、低コストで安定的な物品供給ができていた。捕鯨推進派の人たちがよくいうように、西欧のようなムダ使いしない産業構造であった。
しかし、そこには、大きな前提があった。……生産される全ての品位の部分(大トロだけでなく、並肉、骨まで)に偏りなく需要がある、という希な状況が、その前提である。
しかし、今はその「偏りない需要」が本当にあるだろうか?もっとも沢山取れる”赤身肉”に相当する部分への極端な需要低下を起こしているのが実情でないだろうか(それは、日本社会が豊かになったからでもあろうし、代替物がもっと安価に供給されはじめたからでもあるだろう)

もっとも生産ボリュームの大きいところで、価格破壊が起きる……
これでは、生産者はどんどんジリ貧になっていく。
そんなわけで、これらの産業で生産者が苦しんでいるのでは?

というのが、私の、今日の時点での、「問題提起」を兼ねた推論の結論である。

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テーマ:環境・資源・エネルギー - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント

デルタさん、
コメントありがとうございました。こちらに私の返事を転載させていただきます。

こんにちは。業者の方しか知らないような情報をご存知なのですね。こういった情報はとても貴重なのでありがたいです。赤身肉などは去年の在庫をまだ残しているのに、政府のメンツだけのために年間で1000頭にものぼるクジラを殺すというやり方は世界から批判されてもしょうがないですね。

冷凍庫に眠っている大半の赤身肉を廃棄することになるのなら、せめて、キャットフードに使ったりして欲しいです。そうでないと、殺されたクジラが浮かばれませんね。

クジラを全て無駄なく使われる時代は、とうに過ぎてしまったということが実感できますね。
【2007/11/29 13:16】 URL | 美爾依 #HfMzn2gY [ 編集]

To 美爾依さん
コメントありがとうございます。

>業者の方しか知らないような情報をご存知なのですね。
といわれましても、……これってほとんどグリーンピースなどの主張の受け売りなのです(汗)
その一方で、これらの現実が日本では知られていない。知らぬは日本のモノばかりなり、とは笑うに笑えません。

何のために鯨を捕るのか、が結局アイマイになっているのが、国内的にも非常にまずいし、外国から見て不審がられるところでしょうね。
そうして最悪なことに、生態学の常識に反するような鯨害獣説なんてものまで持ち出すし。
【2007/12/02 23:41】 URL | デルタ #- [ 編集]


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街角でよくいるキャッチセールス。私は早々に逃げてしまう派なので、反対に「ついていったらどうなるのだろう?」という興味がたっぷり満たされた一冊です。ずっと「へー」「えー」「ほほー」「やっぱりねー」などと思いながらアッという間に読み終えてしまいました。次の潜 社会の思い入れ【2007/08/25 15:02】

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