ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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「産霊山秘録」を10年ぶりに読み解く
「親米売国奴宣言」をして迎えた今週、
ちょっと思うところがあって、半村良サンの傑作長篇「産霊山秘録(むすびのやまひろく)」を読み始めた。10年以上前、祥伝社から出た文庫本である(このカバー表紙も、他社から出た文庫本と違い、ケバケバシさがなく、好きだ)
「あること」を自分なりに確かめたかったから、とだけ、今は書いておく。

ヒ一族、……はるか古代、皇祖神よりも先に日本へ降り立ちそこを拓いていた神を祖神にもつ人々が、彼等の固く信じる日本のあるべき姿(天皇を中心とする和合の社会)を維持するために、「勅忍(天皇直参の忍者)」の命を受け、戦国時代を終結させようと社会へ介入し、その影響がなんと、アポロの月面着陸のシーンにまで及んでしまう、というとてつもないスケールで世界が構成されている。

彼らは、テレポーテーションの能力を持つ等々、普通の「里の人」に比べて突出した存在であるためか、社会へ関わりを持てば持つほど、彼等の理想の社会像からズレていき、歪んでいく(その結果顕著な災いが出ることを、「ネが現れた」と彼等は呼ぶ。つまり、「副作用だ」とある程度自覚しているといえる)。
つまりは、ヒ一族の独り相撲にもなっているともいえそうだ(意地悪ではあるが)。が、そうだとしても、彼等が永遠に「自らの理想」を求めて活動をしていれば済む話ではある。
ただし、そんな風に一筋縄にはいかない。
ヒ一族の女性が、あまりにも悲惨だからだ。彼女たちは「オシラサマ」と呼ばれている異形のひとである。目鼻が欠け髪もなく、日光に当たれば焼け死に、服を着ようとすれば布の繊維にタダレて死に、生きものを食べてもアレルギー症状を出してショック死する(だから砂を食べている)。
ヒ一族の暗黙裏での了解では、男が持つ特殊能力の引換えとして、女が業を背負っている、とされている……

ヒ一族の理想は、美しく平和的である。そしてその理想へまい進する彼等には陶酔もあり、同じく美しい。
しかし、その影で、オシラサマがおり、……しかも普段、「ヒ一族」(の男)から省みられることがない。


読み終わって、やはり再確認できた。

私は、オシラサマの同類であり、オシラサマの味方であること(そうするよりない人間であること)
だから、ヒ一族のような理想へ、どうしてもダウトといいたくなる立場にあること。

これだけは、10年経とうが、変りそうにない。

「愛が全てなら、聞かせて見せろ
  愛が答えなら、耳をすませ。MONSTER'S WEEPING NOW」

(作詞 デーモン小暮「害獣(けもの)達の墓場」より)
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テーマ:憂国 - ジャンル:政治・経済

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