日曜日、湖東三山を散策してきました。といっても、百済寺にいっただけで、あとは近江鉄道に乗り継ぎ、豊郷小学校をフェンス越しに見てきたわけですが……。
豊郷小学校、今となっては数少ない大規模なヴォーリズ建築です。小さな民家や集合住宅(あるいは簡易郵便局だの保育園だの)ならば県内に結構残っているのですが、今残っている建物では、一番大きなものでないかな。幅100mにわたる、文鎮みたいな格好の、コンクリート打ちっ放しの建物でした。こころなしか、私の出た大学大阪の某公立大学の1号館(昭和初年築)とシルエットが似ています。 それにしても、小学校にしては「大きすぎる」建物です。伊藤忠の取締役だった地元の名士が寄付してできた、といういわれも頷けます。(しかも。建物だけでなく敷地も大きい。旧正門から建物まで100mくらいありそう)。 確かに近代遺産的な価値が高いとは思うのですが、いわゆるヴォーリズ建築の持つ「親しみやすさ・素朴さ」がなく、「威圧感」を感じて好きになれませんでした。 あの人の味が、「公立学校」という枠の中でかき消されているというのか。
そんなことより、です。 この小学校の位置、なんとかならんのか!です。 新幹線の高架から100mと離れていません。上り下りを合わせると、3分に一回くらいの頻度で、250km/h以上の列車が駆け抜ける。その音と衝撃とは、生徒にとって気が散って仕方がないはず。 ヴォーリズ建築を守るのもいいですが、 彼がこの土地に小学校を設計した時の願い、「最高の環境で学ばせたい」という気持ちに忠実に、新幹線の減速運動やったらどうだろう?
帰りがけ、近江鉄道の豊郷駅のホームに、気になる標識を見つけました。 高さ1m弱のセメントの柱に、こう彫ってあります。
「一降り、二乗り、三押すな」
電車の利用心得のスローガンですね。 (一般には、「一降り、二乗り、三発車」が正式な形として知られています) その裏に、設置のいわれがあって、ちょっと胸が詰まりました。
「上海事変のため當駅(?)より徴用された○○君の為」 テーマ:近畿地方情報♪(大阪・兵庫・京都・滋賀・奈良・和歌山) - ジャンル:地域情報
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