液晶で絵画? なんだか目に浮かぶような、浮かばないような、 けれど、見に行くと「なんだそういうことか」と納得する展覧会を、三重県立美術館でやっています。 今日は第三日曜日、県立の文化施設が全て入場無料になる日ですので、見てきました。 液晶プロジェクタや、大型テレビを表示器に使い、映像と絵画との間に位置づけたくなるような作品を展示しています。本当は「表示」しているのですけど(苦笑)
まず、関連業界人として溜息が出たのは、65型TVを縦置きししかもそれを8台横に並べて屏風にしている作品。……つい最近まで20型云々あたりを大型と言っていたのを思うと、液晶で屏風ができる、というのは、感慨が深いです。表示は日本画家さんの墨絵で、波と鳥とだけが動いています。このかすかな動き、なんか愛嬌があります(笑)
そしてこの手の世界の作品では、やはり存在感があるのは森村泰昌サン。今回は、フェルメールの絵を、ビデオ上で再現しています。 そうなんだよな、「真珠の耳飾りの少女」は、闇の中でこちらに振り向いたところを描いているんだよな(笑)と妙に納得。
あと、中国のアーティスト邱黯雄サンが、「新山海経・二」と題して寓意の深い墨絵タッチのアニメーションを出展していたのが印象に残りました。 山海経、これを歴史の史料としてみると、いい加減といいうのか、扱いに困る書物なのですが、寓話として捉えて現代風に脚色すると、確かにインパクトあります。 中国は、テキストや工芸の作品をたっぷり積み重ねているから、その財産に中国のアーティストが気付きはじめると、スゴイものを今後作っていかはるかも。 そのためにも、北京の政府よ、著作権保護にもっと力を入れないと!アーティストたちが逃げてしまうよ(深刻) テーマ:美術館・博物館 展示めぐり。 - ジャンル:学問・文化・芸術
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