ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
プロフィール

Author:デルタ
三十才代、三重県在住の光関係の技術者です。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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民族自決
みーぽんサンが、「トライバリズムの克服」と題して書いておられるのを見つつ、ずーと考えていた。もともと「民族自決」を唱えたのは、USAの大統領ウィルソンだったよな、と

カリフォルニアはいよいよ明日のスーパーチューズデーで、各党の予備選が行われます。日々発表される世論調査では「オバマが上昇中」で、ヒラリーとほぼ支持率が拮抗するまでになったとのことです。あきらかに中道でも右派に近いヒラリーに対し、今までエドワーズ、クシニッチといった候補を応援してきた層がオバマに流れることを考えれば、この傾向は当然のことでしょう。ビル・クリントンがオバマ攻撃をしすぎて嫌がられた、とい...
スーパーチューズデー、そして「トライバリズム」の克服



>アメリカのコインに「多様性の中の一致」(E PLURIBUS UNUM)と彫ってあるんですよ
と私のコメントに答えて、教えて下さったのだけど、
とすると、ウィルソンはどういう社会像を思い描き、民族自決と多様性とを両立しようとしたのだろう……。

いちばん(私として)そうあってほしいと思う答えは、
「個々の人間に還元したとき、多様性の根元は個性の中にあるのであって、民族性は副次的なのだ(だから気にしないの!)」
である。アメリカの人たちならば、案外無邪気にそう言い放つかもしれない。

けれど、実際には、民族というものは、個性の上位に位置づけられる。個人がどれだけあがいても、「民族」の枠組みで語られ統合されていく。自分から「民族」を選ぶことができないというのに。
それだけではない。民族(その特性)が統治の根拠になり、原則になるという、政治性をも持つのには、正直私は恐怖を持ってしまう。なぜなら、私は、生粋のヤマト族のはずなのに(そして日本の伝統文化や歴史には人一倍興味があるはずなのに)、ヤマト族の持つ文化・精神性に素朴な疑問を持ち、無邪気に「信仰」できずにいるからだ。
例えば、廃仏毀釈には、仏教徒の神人に対する差別(これが江戸時代の部落差別の一つの根拠になっている)への復讐という意味合いがあったこと……これなどは、民族・文化を考える上で、十分過ぎるくらいの困惑を私に今なお与えている……。

そんななか、民族を政治スローガンにすることで、排斥、いや民族浄化まで行われ、当事者達はそれを当然と見なしている……、マルクスだっけ?「宗教」を麻薬に喩えたのは。それは、不十分なのだろうな、正しくは「民族意識」こそに麻薬性があるのでないか?

ところで今日、コソボが独立宣言した。
EUも基本的に歓迎しているし(スペインが慎重な構えらしいけれど)、USAは独立へ積極的に後押ししていた。
しかし、だからこそだろう、セルビアの人々にとっては、「外国の干渉」と見なして、暴動まで起きているという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080218-00000016-yom-int

あり得ないことだけど、旧ユーゴで起きたことをなぞって、我が身をそこに置いてみる。
私(滋賀県出身)は、日本からの「関西」独立を叫び、民族自決の旗の下、関西共和国の設立に駆り出されるかもしれない。けれど、大阪(京阪神としてもいい)にどうしても同胞意識を持てない(どちらかというと北陸という意識が強い)江州湖西の人間にとっては、「関西人」の概念は絵空事でしかない。が、民族が政治原理に結びつく以上、法的な強制力をともなって、「関西人」に成らされてしまう。
どうがんばっても、民族が優先し、個性がその下に置かれてしまう。
そんな中にあって、コソボのように、江州の独立を私は唱えるのだろうか?
……うっかりその動きに同調しそうだけど、それこそ血の雨を見ることになるだろう。現に、滋賀・湖南には京都大阪からの移住者の方が多いくらいなのだから。

そう考えると、キッパリ言い切るしかない。

私は私でしかない
そうして、深山に籠もるしかないのだろうか。

テーマ:平和を願う - ジャンル:政治・経済

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【2008/02/22 02:45】 | # [ 編集]

火薬庫
 ロシアはコソボ独立を承認しないようですから、欧州×ロシアという不穏な雰囲気はあるようですね。今も昔もバルカン半島は火薬庫なのでしょうか??この際、日本も10国くらいに分かれて、国連に10カ国で加盟するっていかがでしょう。
 真の地方活性化に繋がると思いますが(笑) 
【2008/02/22 21:35】 URL | SAKAKI #- [ 編集]

火薬庫というのか
SAKAKIさん、こんにちは。
火薬庫というのか、草刈場というのか(涙)
ロシアが反対するのは、コソボなどへ波及するためでしょうけど、
(すると、スペインもバスクへ波及するのを恐れているのか)

だったら、なおさら、民族を政治から切り離すよう、努力しないと……。
【2008/02/23 02:21】 URL | デルタ #JnoDGgPo [ 編集]

大国のダブルスタンダード
デルタさん、引用ありがとうございました。

コソボの件は、旧ソ連、バルカン半島に「自立した中規模の国(以前のユーゴ・スラヴィアを筆頭に)」があると困る、という大国の思惑があったと思います。特にソロスが大金をつぎ込んで、「民衆主導の独立運動」をあおって、西側へ小国の同盟を加速させたのは有名です。

アメリカでもラコタ族が独立を宣言した、という報道がありますが、
http://www.afpbb.com/article/politics/2328199/2469480
米国政府はまるっきり無視していますからね。国内でケベックのような分離運動が起きたら、真剣に押さえ込みにかかるでしょう。

そもそも外部からの分断戦略がなければ、本人たちは仲良く共存できるかもしれないのですから。(イスラエル独立前後のパレスチナでも、アラブ系のムスリムとクリスチャン、さらにユダヤ系は同じ町で仲良く共存していたそうです。)
【2008/02/23 07:05】 URL | みーぽん #- [ 編集]

みんな仲良く
みーぽんさん、こんにちは。

印パ分離の前にも、同じような光景があって、
それが、政治の気配が入り込んできたら、突如としてあの惨劇になっていった過程を、私も本で読みました。

政治(統治)というもの自身が、民族に対して「排他性」を持つのか、
政治(法的な強制力)を使って、民族という概念が持つ排他性が姿を現すのか
考えるうちにわからなくなってきました。
ちょっと、今の時点では、私自身の意見がまとまりません……。
【2008/02/27 00:02】 URL | デルタ #JnoDGgPo [ 編集]


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