ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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ハルカ エイティー(姫野カオルコ著 文藝春秋刊)
京都まで行ってみたものの、場所を間違い(涙)
結局郷土の英雄的歌手「月下美人」のライブを見ることが出来ずに、
ホテル探しの結果、烏丸五条にあるビジネスホテルに潜り込むハメに。
あんまりツマラン夜なので、持ってきた本を読んで、夜更かしする。

郷土の大作家(爆)姫野さんの新作小説、「ハルカ エイティ」。
「人呼んでミツコ」みたいな機知に富んだものでなく、一方「ツ・イ・ラ・ク」のような女性にとってのエロスを描いたものでもなく、なんとも穏やかで、けれど闊達な世界観の作品です。
彼女の昔からのファンには物足りないかな?
感じとしては、朝の連続テレビ小説(NHK)のようなタッチの、昭和時代の女性の一代記。
 モデルは彼女の伯母さん(現在80歳を越えている)みたいで、「元祖モダンガール」と形容されるような「カッコイイ」女性。
ただ、彼女自身がカッコをつけようとしているのでなく(大柄で大作りな顔立ちの美人だとは形容されているけれど)、自身の楽観主義と周りの人の鷹揚さに支えられて結果的にかっこよく生きてくることが出来た、というあたりに、人生の味わいを感じます。
 その主人公ハルカの妹さん(ということは、姫野さんのお母さんがモデル)が、ハルカの背負わずに済んだ「時代のヒズミ」を引き受ける形になって、……それが哀れなのですが……。
(僕の深読みだろうか?、姫野さんは、本当はハルカの妹さんを描くために、ハルカを書いたのでないだろうか?姫野さんがいつも問題にしてきた”女が自己主張しないこと・男が不寛容であることの不幸”は、姫野さん本人とお母さんの生い立ちがかなり影を落としている様子なのだ。その原因になったものが、暗に指し示してあるので)

 この小説は坂口安吾にとっての「不連続殺人事件」みたいに「異色だけど、やっぱり彼女にしか書けない」作品だと、将来評価されることと思います。
 彼女が今までいろんなところで小出しにしていたネタが、大蔵ざらえで出てきます。ヴォーリズまで出てきます(笑)
僕と同い年以上の、滋賀出身の方には、モデルになった有名人の人物同定、という楽しみもありますよ。


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