ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
プロフィール

Author:デルタ
三十才代、三重県在住の光関係の技術者です。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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Gyeongju Namsanのニホンザル?(磨崖仏海を渡る韓国編 こぼれ話その2−1)
私がGyeongju Namsan(南山)に登っていた日、その山域にニホンザルが出現していたとか、いないとか。

目撃者の証言 その1。
ええ、見ました。Samnungolの有名な磨崖仏坐像への道が、この6月まで閉鎖になっているのですが、それを知らせる「案内板」を悔しそうにひっかいていました。

目撃者の証言 その2。
俺も見たな、というのか、俺にしばらく付いてきてたぞ。最初に見たのは、Sangseonam近くの磨崖仏の前。そこから山頂までの1kmくらいをついてきてた。面白いから、バナナオーレとチュッパチャップスとをあげたら、キャッキャいって喜んでた。

目撃者の証言 その3。
Hwarang教育院の遺跡見学会に参加して、暑い昼下がりにNamsan里へ下っていく林道の途中で見ました。道の中程に、薬水と呼んでいる水場があって、そこで水を汲んでいると、じーと様子を見てました。

えーい、全部ワタシのことやがな!(謎な逆ギレ)

【山域】大韓民国 Gyeongju市Namsan
【累積標高差】約400m
【行程】Samnungバス停-Samnung(三陵)-Samnung谷-Sangseonam-山頂-Yongjang寺跡-Namsan縦貫路-Dong-iljeong
【所要時間】5時間
懸念されたバス停は間違えなく降りられたのだが、目の前にはまばらに植わった若い松林。どこを見ても道っぽく見えて、さてどこから登るのやら。間の悪いことに、だれも居ない時間帯。
「三陵」と書いた新しい石の道標に従って登り始めると、その道なりになんとか登山路らしきものを発見した。
ずいぶんと傾斜のきつい土盛りの古墳が左手に、柵ごしに見える。小学生たちが、地元のガイドさんの話を聞いているような、聞いていないような。
そんな脇を通って、林の中のはっきりしない登高路にさしかかった。その途端に左手の大きな常緑樹の幹を駆け下りるリスを見つけた。尻尾が太くて長い。さらに体に模様もなく濃い灰色の毛並み、日本で見慣れない種類だ。……近くに人間が居るというのに、警戒心というのがまったくなさそうで、こちらの様子を窺おうともしない。おかげで、かなり接近して写真が撮れたが、数分間ニラメッコしていたワタシも暇人である。りす発見



その暇人のそばを、年の頃なら60歳前のオジサン2人組が通りかかる。
何を手がかりにしたのか、またも「日本人ですか」と言い当てられ、くやしかったが、ずいぶんと親切にこの山域の内情を教えて頂けた。2人は隣のYaksu渓に入っていくとのことだった。
さてこの谷には、6箇所も石仏がある。そのうちの一つは、傾斜もきつくならないうちに約30分ほどで行き着いた。首の落ちた仏像である。吹きさらしの場所のことだ。千数百年の間には自然に首ももげ落ち、気づいただれかがその仏頭を持ち去ったわけだろう。残された体躯が堂々としているし衣を示す刻線も鮮やかに残っているので、「死」を生々しく想像できてしまう。しかし、そんな仏像だからこそか、ロウソク台に灯明が上げてあり、礼拝(五体投地)につかうマットも敷いてあった。日本の仏像に見慣れると「顔」に重みを感じて信仰するが、こちらの信仰では仏像そのものを見ていないのかもしれない。
隣50mほど左に入った場所にある磨崖仏の写真を撮り、要部のスケッチを写し取っているうちに、先ほどの小学生たちが追いついてきた。先頭にはハンドマイクを持った女性のガイドさん。小学生の見学の邪魔にならないように後ろに回って、解説を聞くとも無しに聞いていた。「宝冠を被っているので、BOSAL(菩薩)とわかりますね」とか、そんな説明をしているようなのだが、ほとんど聞いてはいない。むしろケータイで写真を撮るのに忙しい。
どこでも、このあたりの事情は一緒のようだ。

(未完)

テーマ:韓国 - ジャンル:海外情報

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