ほしあかりをさがせ
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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肩をいからすアトラス(その2)(関岡英之著「拒否できない日本」を読んで)
ところで、この本で執拗に取り上げられる、「年次改革要望書」の「米国によるイニシアチブ(=主導権)確保の陰謀」説を、喝破しておきたいと思います。

こういう場合のInitiativeという英単語を、和製英語でいうイニシアチブに当てはめて訳することには無理があります。
試しに、非ネイティブ用に編纂された学習用英英辞典で、この語の概念をつかんでみましょう。なんと第一の語義として、和製英語のイニシアチブと異なる意味が書かれていました(私もビックリした)
1. An initiative is an important act or a statement that is intended to solve a problem.

構造協議で示される公文書の題名に、Initiativeという言葉を入れているのですから、まさに英語でいう"statement"そのものです。つまり、「構造的問題に対する解決の提案書」と訳すのが、まともな訳です。

もちろん、和製英語でいうイニシアチブも第2義に挙げてあります。
2.In fight or contest,if you have the initiative, you are better position that your opponents what to do next.
けれど、この時にInitiativeは「状態」であり、文章などの実体あるものとは違いますよね。現に、他の辞書を引くと、定冠詞Theとともに使うのが通例とありますし、数えられない名詞に分類されています。(中学の文法に出てきますね、状態を表す名詞は数えられない、と)
繰り返します。イニシアチブと和製英語で訳できるもの、それは公文書いう「実体」を持っているわけがないのです。交渉事でイニシアチブを握っているという「状態」を、会議の名前そのものや公文書にしても、そもそも英文として意味を成してくれません。
(たとえば、文章の題名が、The Initiative for Keeping The Initiativeとでもなっていれば、別ですけれどね-笑)

著者は、このあたりを判っていて、それでも読者を煙に巻こうとしているのでしょう。彼の主観では、USAに協議のイニシアチブを握られていると見えて苛立っているから、このような言葉のマジックによる心理操作を使いたくなったのだろう、と私は著者の心理を推測しています。
では、なぜUSAに主導権を握られるのでしょうか。
私からいわせれば、合理的な反論を日本政府からできていないから、ということになるのですが、
どうして、有効な反論ができないことを、USA連邦政府のプランや圧力そのものによると彼(ら)は受け取るのでしょうか。
それは、単に彼ら(著者も含めた日本のパワーエリート達)の能力不足が原因かも知れないし、彼らの主張に無理があるのが原因かも知れないのに。

(以下、未完)

※今回の英単語語義は、次の辞書を引用しました。
Collins Cobuild English Dictionary for Advanced Learners
(Harper Collins Pubkishers 刊)
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テーマ:新自由主義 - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント

ああ、懐かしいですね。この本。
inithiativeのことはアマゾンのレビューでも同じようなことを書いていましたね。
あれは「提案」で、筆者の英語力は疑問だって。
「イニシアチブ」(笑)を取れない理由については、デルタさんのおっしゃられる通りだと思います。というか関岡氏に関してはパワーエリートでさえないと感じますが・・・
【2008/09/23 11:38】 URL | きなぞう #- [ 編集]

もう指摘されてたことでしたか(汗)
きなぞうさん、こんにちは。
懐かしくなるころに、ベストセラー本を読む習性がありまして(苦笑)、失礼しました。
(なぜか?放っておけば絶版になりそうな本を優先して買うため。そのあおりで、ベストセラー本は、古本屋で買うのです)

INITIATIVEの問題、すでにとっくの昔に書いておられる人がいたんですね、
私が力む必要がなかったようです(汗)
最近、英語のベンキョウをし直しているので、品詞とか形容詞(形容句)の係方とかに敏感になってきてたので、ヘンだな、ピピっときたので、その印象だけで県立図書館に行ったついでに調べた、というのが真相でした。

>関岡氏
確かに、言い過ぎたかも知れず……。
私から見ればとてつもないエリートなのですけど(笑)、そういう問題ではないですね(苦笑)
ただ、私としては、この種のレベルにある人によく起こり勝ちな錯覚、「自分は万能選手で、その気になれば金融でも建築でも、人並み以上の仕事が出来るのだ(出来ないのは、周りが邪魔するから)」的な物言いを感じ、すごーく反発があったのです。工学部出身の生涯1技術者(予定)としてですね。
【2008/09/24 23:20】 URL | デルタ #- [ 編集]


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