ほしあかりをさがせ
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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「廃仏毀釈」と「神仏分離」
以前、陸援隊隊士生源寺某氏のことを取り上げ、
私のふるさと坂本での廃仏毀釈運動のことを、今後調べたい、と書いた。実はこの件まだ決着が付いていない……手がかりが少ないのだ。

関連するかなと思い、里帰りの機会に、公人屋敷(くにんやしき)を訪れた。
公人とは、延暦寺を大名家に喩えると侍の地位に当たる家。その屋敷の1つが市の史跡となって公開されているのだ。もっとも、延暦寺の配下だから、れっきとした武士ではない。半僧半俗の身分で、しかも兼業で農業もしていたというような家なので、江戸の身分制度の中では、ちょっと位置づけが難しい存在。
とはいえ、私のような町人身分の家(爆)からすると相応の名家で、正月の儀礼に用いる食器などは、金で家紋を入れた黒漆仕上げのものばかり。

それはともかく、廃仏毀釈についても、論文を紹介して貰えた。

「神仏分離と門前町坂本」
『年報都市史研究 伝統都市と身分的周縁』(10号)、pp.85-97、2002

本当に失礼な話なのだが、
この論文を発表された吉田ゆり子先生のことを知らずにいた。それ以前の問題として、坂本の近世を研究されている現役の学者さんがおられること自体を知らなかった。
今年夏以降、国会図書館の関西館にいったりして、結構いろいろと検索を掛けたのに、この論文を探し当てることができなかった。

今にして思うと、
「廃仏毀釈」を必ず検索ワードに入れていたからだろう。

 -日本史の史学的なトピックとしては、あくまで「神仏分離」。
  その1事象として「廃仏毀釈」という事件が複数起きた。-
アカデミックな表現をすれば、このように整理できる。だからより包括的な神仏分離で検索するほうが、より広い結果が得られたのに。教訓その1だな。
それと、「廃仏毀釈」のコトバ自体がアカデミックなものではないのかも知れない。イデオロギー的なコトバというといいのだろうか、冷静な学問分析には対象としにくい表現なのだろう。実際、血の騒ぐ表現だし(苦笑)。

さて、その廃仏毀釈。
年末、北野たけしサンがメインでやっていた新世界の七不思議で見た、アンコールワットでの仏像破壊も参考として考えないといけませんね。
13世紀というと、朝鮮半島で排仏政策が取られはじめたころと大体一致するのが興味深いです。
しかも、両者とも
「仏教を国教に定めると、国の財政に負担が掛りすぎる」との王朝の判断?があり、
「仏教界は金まみれで堕落している」と批判された点でも、なんだか近い気がします。
朝鮮半島だと、武断派と儒家が結びついて運動したのですが、
カンボジアの場合は、ヒンズー教団絡みとされているようですね。
ただ、カンボジアも同じ中華周縁圏、シロウトの勘だけで僭越だけど、カンボジアでの排仏の原因をもう少し洗出す必要を感じます。

中国での唐朝末から、朝鮮半島での高麗朝末から、カンボジアの13世紀、いずれも中世に分類される時期なのも面白いところ。
とまとめようとすると、日本だけは違うぞ、となるのですが、ご安心あれ。

日本の廃仏毀釈も国学運動の一派によるでしょうけど、国学自体が(なんだかんだ正当化していますが-笑)儒教的な価値観にドップリ浸かってましたし、
もっとも激しく廃仏毀釈の波を被った坂本の社会は、非常に中世的な支配構造だったのですから。

(追記)
というわけで、カンボジアにも見学に行きたくなった。ツアーパンフレットをもらってきたけれど、40万円くらいあればなんとかなるかな~。
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テーマ:宗教・信仰 - ジャンル:学問・文化・芸術

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