ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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「旅」と「転地」
かんぽの宿をオリックスに譲渡することで、不当に売却価格が安い、と大騒ぎに成っていますが、私はちょっと批判が的はずれだと思っています。

事実関係を振り返ってもらうとわかると思うのですが、
2000億円以上の投資をした施設を、確かにオリックスは120億円と買値提示したのですが、一緒に入札した他業者はさらに低い値段を提示していたわけです。
オリックスを、「不当に買い叩いている」と非難するなら、一緒に入札した二十数社も同罪でしょう。

これだけの会社がよってたかって入札したにもかかわらず、120億円の値が付いたということは、つまり、事業としての価値がその程度しかないことを意味していると考えるべきなのです。

問題の本質は、かんぽの宿事業がなぜその程度の魅力しかないか、でないでしょうか。
私が考えるに、かんぽの宿が目指していた「滞在型リゾート」という旅の姿が、
私達のニーズに合っていない(少なくとも魅力を感じる人が非常に少ない)という現実を無視できないのです。

私も人並み以上に旅行しますが、
一箇所に留まるのが苦痛でなりません。
暇を持て余してしまうというのでしょうか。
よくいえば、フットワークが軽いので、どんなところでも苦とせずに行ってしまいますけど、いざ着くと、足が疼くわけです(爆)
次なる光景をめざし、フラフラ~と移っていくわけです。
貧乏性ですね。

もちろん、このような旅を嫌う人もいます。
移動することが苦痛で、同じホテルに滞在するタイプの人が。
が、そのような人たちは、まさに移動が苦痛なのですから、そもそも遠くへ行こうとしません。だから東京で言ったら、せいぜい伊豆・箱根まで、那須野まで行って滞在する人は非常に稀だろうと思います。
また、ホテル内またはホテル近郊ですべての用事が済んでしまうだけの、インフラをも求めます。私のように、温泉に入りたいといってホテルから電車に乗って30分ほど移動することは、このタイプの人には、信じられないはずです(爆)
滞在型の宿泊施設で成功している例(あくまで「経営的に」ですが)といったら、企業の福利厚生部門と契約している会社(ラフォーレとか、共立メンテナンスのグループとか、紀州鉄道あたり)のチェーンか、あとは首都圏の高級ホテルでしょうか。
前者は、契約を結ぶことでの会員権料という定期収入が支えているわけであり、あくまで経営的にうまくいっているというべきで、結局事業として成立しているのは、遺憾ながら首都圏の超高級ホテル……あらゆるインフラ・ファシリティーを備えている閉空間が、受けているだけなのです。まさに移動を苦痛とする人たちの理想形です。

このように考えると、かんぽの宿は、これらどちらのニーズにも対応できていないのです。
鳩山総務大臣が行かはった日田は例外的な好立地条件でしょう(福岡から2時間かかりません。東京にとっての箱根より近い存在です)
しかし、施設としては、それこそ最高級ホテルのように各種レストランを備え、ルームサービスも、エステ・マッサージサービスも完備。フィットネスクラブなんて合って当たりまえ、というところまで整備されていないでしょうし、
日田のような例外を除いて、風光明媚な、移動を苦痛にしないタイプの人が好むような場所に立地しているわけですから、まったり滞在する人には興味が向かないのでしょう。

確かに、上に述べたようなかたちで両極化している日本の旅の姿は、不健全だと私は考えます。
かつての湯治の延長のようなノリの田舎でのホノボノした滞在型の旅(「転地」)があっていいはずだし、一番健全にリフレッシュできる”保険会社的に一番お勧めな旅の姿”であるはずです。……だからこそ、かんぽ(=簡易生命保険)の事業の一環で設立されたのですから。すくなくともフランスのバカンスなどは、こんな雰囲気でないのかな?(イメージだけですが)

しかし、かなしいかな、今の日本にはこの種の需要がないようなのです。
私達に、何が足りないのでしょうね。

(追記)
上は、「或る浪人の手記」殿の記事を読み考えたことでもあります。
当該記事「Nothing Else Matters」

>産業が育たないから、観光で、観光地として生きていこうと、そういうものを誘致して頑張っているという努力は認めるんだけど、それをやればやる程、本当の意味での観光地としての魅力は損なわれ、

という矛盾は、結局のところ旅のニーズの姿が、両極端に振れているせいなのだろうな、と考えてしまうのです。
放っておいたって来る私のような人間(爆)は長期滞在しないので、お金を落とさない。だから、と長期滞在してくれそうな人を呼び込むためにインフラ整備をしても、移動を面倒がる客層なので来ない(苦笑)

対馬などはまだ、変に媚びていない分だけマシで(3年まえサイクリングした時の印象)で、三瓶温泉あたりは、悲しいものがあったように思います……。

真剣に我が胸に問うときが来ている気がします。

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