ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
プロフィール

デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

自動WEBサイト翻訳(多言語)

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

露見
こういうニュースを読むと、日本企業の歪さが露わになって、溜息が出る。
いや、私も日本企業に勤めているのだから、
もっとこの種の問題に、当事者意識を持たないといけないとわかっているけれど、
ひたすら、溜息が出るのだ。

日系企業で邦人社長「取り囲み」騒ぎ、「自然退職」勧告で―北京市
2月26日20時45分配信(Record China)
(以下引用)
2009年2月25日、パナソニックの海外生産拠点の1つである北京松下電子部品有限公司(BMCOM)で退職を迫られた従業員約600人が日本側代表を6時間にわたって取り囲む騒ぎがあった。京華時報が伝えた。

日本側代表の社長はこの日、全従業員を集めて会議を開き、「自然退職」で辞めることを条件に相応の補償金を支給すると発表した。従業員の話によると、同社は昨年12月、不況を理由に全体の70%をリストラする計画を立てたが、中国当局がこれを却下。会社は苦肉の策に出たようだ。

だが、一般労働者への補償額は中間管理職の10分の1程度。不公平感を募らせた600人余りが社長らを取り囲んで改善の要求をし始めた。話し合いは平行線のまま、不満だけが高まる従業員たち。ついに社長らは「検討する」と言い残したまま、部屋に閉じこもってしまった。

(後略)

家族的経営の最たる例とされるパナソニックも、
中国へ舞台を移すと、ここまでの待遇格差を社員間に与えている。
「日本型経営」の上げ底ぶりと鎖国的傾向が、ほんとうによく現れた例だ。
「日本的なコミュニティー」というのは、身内と見なさない人々に対して冷たい仕組みを作って平然としている(これは、戦前から続いている醜い部分だ)
また言い換えれば、「日本的経営」は、外部に低賃金・低待遇の労働者を”見えないようにして”抱えることで、ようやくなりたっていた、ともいえる。
「日本的経営」が「人を大切にする」とか「安定性に優れている」とか美点を挙げられるけれど、
少なくとも80年代以降は、このような”見えない場所での身分制度”で、一部の人の終身雇用を確保する資力を得ていただけなのだ。


まして、この例では、社長は、日本から派遣された人だという。
IBMの中国法人の社長さんは、中国人なのだというのに……。

日系企業に就職する人たちだから、一般社員といっても平均以上に勉強してきているし、日本語教育を専門的に受けている人も多い。
そういう熱心な若年層へ、
>一般労働者への補償額は中間管理職の10分の1程度
という無茶な解雇条件を出しているのだから、騒ぎになるのも当たり前だろう。

かつては、北京政府に取り入ることによって、特例的な優遇や、企業側に有利な雇用契約も認められていたのだろう(今回の措置も、その名残だろうと想像する)。
しかし、時代は変ってしまっている。
日本くらいしか進出していなかった20年前と同じに考えたら、人も引き抜かれる一方だろう。
また、大陸中国に漠然とある反日感情の一因は、
こういう前時代的な、日系企業の雇用形態にあると、私は分析している。

そして、最悪なことに、
左翼とされる人たちが、日系企業によくあるこの種の「現地採用者差別」に無関心であり、大陸中国での反日運動を単純に靖国問題に絡めて納得している!
(たとえば、内橋克人サンあたりは、この現象をどう批判するだろうか。
この例さえも、「日本の企業は市場原理カルト主義に毒されていて……」というありがちな「名文句」を繰り返して批判するのだろうか……想像しただけで、暗澹としてしまう)
スポンサーサイト

テーマ:中国問題 - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント

この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://hosiakari.blog34.fc2.com/tb.php/674-0cfabcb2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。