ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
プロフィール

デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

自動WEBサイト翻訳(多言語)

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Jejuの土地を買う?話
この記事を読んで、皆さんはどう感じられたことだろう。

「済州島を買っちまえ」?=民主・小沢氏発言、前連合会長が明かす
3月11日21時45分配信 時事通信

私が引っかかったのは、連合の元会長笹森サンがいったこのセリフだ。

「わたしは対馬のことを心配している。(韓国の)ウォン経済に買い占められそうだ」

”政府よる土地支配”と”経済主体による土地所有”とを混同する人が、連合のトップに立っていた、なんて、シャレにもなっていない。恥をさらしてどうするつもりなのか?
この混同が、「経済侵略」なんてあり得ない幻想に結びつき、「日本はガイコクから奪われるだけの存在」という、被害者妄想へつながっていく。最近での対馬での空騒ぎがもっともわかりやすい例。別に韓国系資本の宿で日本人が宿泊拒否されたわけでもないし、在来ホテルが韓国系の宿の進出で倒産したといった実害が出ているわけでもない。まして、対馬がわたしたちの日本地図から消えたわけでもないし、対馬市市長も日本国籍の人だ。
なのに、「奪われた(だから私達は貧しくなったのだ!)」と、信じている……これを被害妄想といわずして何というのか。

歪みに歪んだ認識と、被害者妄想とに取り憑かれて、社会・経済を見ている人が、労働団体のトップにいることが、私としては腹が立つ。
本来は労働法制や労働慣習が原因である貧困を、米国式の経営とグローバリズムとに原因を求め、「ガイコク(あるいはガイコク的なもの)が悪いんだ」と言い切って、トンチンカンな要求をしてしまうのも、納得してしまう。

(私は、外国による経済支配がこの世に存在しない、と言いたいのではない。かつての植民地支配は、確かに経済的な支配を目的としていた。また現在、日系企業が北京政府の威光を盾に大陸中国でやっていることこそが、比較的”経済支配”の形容に近いものだと考えている。詳しくはこちら。だが、今の日本経済がガイコクに支配されている、というのは何の証拠もない妄想で言いがかりだ、といいたいのだ)


一方、こんな言いがかりにつき合わされるハメになった小沢サンには、同情してしまう。
「そのことを心配するなら、いま絶好のチャンスだ。円高だから(韓国領の)済州島を買っちまえ」
という切り返しは、冷静で本質を射抜いている。

今の時期、こんなことで好きでもない小沢サンの肩を持つことになるなんて、私も想定外だったけれど、
あれだけのお金持ち土地持ちの長者(爆)だけあって、経済主体としての常識を持っていると評していいだろう。

もっとも売る人もいないうちから、「買ってしまえばいい」とだけ言ったら、地上げ屋っぽく響く失礼ないいぐさだが、それを除けば、小沢サンがいうことが、自由経済の正しい姿だ。

納得いただけない人も多そうだから、順に話していこう。

「要る人が要る分だけを買う」
それが市場の本来の姿、そして社会の素直な姿。
要るという人を排除することは、素朴にオカシイし、民事訴訟に持ち込まれたら、最後は憲法判断で、違憲と退けられることだろう。

「国土に対する政府の支配権」は、
本質的に土地課税の権利と、その土地で犯罪者が出た場合の処断権、そして土地の絡む訴訟の法廷を開く権限に集約される。
……まるで、鎌倉幕府の「御成敗式目」みたいだけど、超越的な権限として認められている内容は、あの時代から変ることがない。あとは、公用収用などのように、政府の”経済的主体”としての側面が行う仕事であって、これらの権利は、政府が独占するものではない。

つまり、日本政府(あるいは対馬市役所)に固定資産税を払い、警察権に服している限り、世界中のどこの人間でも対馬の土地を所有して問題とならない。そして、政府がそれを問題と考えてもいけない。

これはJeju(済州)にしても、同じことだ。万一日本国籍を理由に島の土地を購入することを拒否された場合には、それこそ、現地で裁判を起こせばいいし、埒があかなければ、日本政府から外交ルートで申し入れするよう働きかけてもいいだろう。(現実には、政府を介在させると話がこじれて、解決から遠ざかるだろうけれど)

「人間、いたる処に青山あり」という。
国籍という便宜的な符号と異なる土地で、天職を見つけることもあるだろう。あるいは、流れ流れて口に糊するだけのために、異国で経済活動することもあるだろう。

周縁部に生きた人たちが、そのような揺らぎの中で人生をおくったことは、
史実にしっかり刻まれている。
そして、日本や韓国でそのような生き方をもっとも知っているのは、奇しくもこの対馬とJejuの人たちなのだ。
なにしろ、対馬には、海に筏を浮かべそこで生活する「海人」が、少なくとも1世帯、おられるくらいなのだから(私が3年前サイクリングした沿道を見る限りだけど)。
スポンサーサイト

テーマ:報道・マスコミ - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント
同感です。
先日カーラジオで国会討論を聴いていたら、どこかの政党が「対馬の軍事上重要と思われる一連の場所が買い占められ、憂慮すべきで事態ではないか」という主旨の質問をしていた記憶が有ります。
その解説をいただいたようで、よく分かりました。

連合は民間労組と官公労が合体してから、妙に頓珍漢な集団に堕したように思う。
それが支える民主党も胡散臭いと思い、かつ変節きわまる小沢氏もきらいでしたが、本件では少しまとものようですね。

労働慣行にしてから日本的なものの功罪が問われているのでしょうか。
外国が日本に投資しない。
消費しないので内需が少なく、貯蓄過多で、貿易黒字にして、外国に金を貸して、生活水準はつつましかった。
ところが最近は、退職者増加で貯蓄率も減少と外需不振のダブルパンチで、貿易赤字を海外投資の金利なりリターンで補って経常収支をかろうじて黒にしている状態。

昨日マレーシアに2週間も遊んできた友人は、日本より賑わっていたと。
日本の商社の退職者が2千万ほどで豪邸に住んで遊んでいたと。

どうも世界第二位の経済大国も、いずれ島根県のような雰囲気の、活気のない島国に、つまり「普通の島国」になってしまうのでしょうか。

日本のなかの正規社員インサイダー姿勢、世界の中の日本人インサイダー姿勢、そしてガラパゴスとしての日本列島。
もっと開国というと、日本のよさを破滅させるのかとお叱りを受けそうで、この辺で失礼します。
【2009/03/13 10:38】 URL | 迎 秀昌 #- [ 編集]

「贅沢」は報酬のはずなのですが
迎さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
日本の経済的反映の実像;
>消費しないので内需が少なく、貯蓄過多で、貿易黒字にして、外国に金を貸して、生活水準はつつましかった。
この像を考えると、長くは耐えられない「苦痛」の日々であったのでしょうね。
貧困から逃げ出すために、しゃにむだったのでしょうが、
この高度経済成長も、現実には戻りたくない過去、と感じます。
また、この過去を肯定して、経済成長の果実を「贅沢」に味わうのは、ある意味権利……いや「報酬」なのでしょうが、
そうして、消費者の立場に日本人が徹しはじめたら、

>退職者増加で貯蓄率も減少と外需不振のダブルパンチで、貿易赤字を海外投資の金利なりリターンで補って経常収支をかろうじて黒にしている状態。

というぐあいにバランスを失う。

普通に、「普通の島国」となるのも案外難しいのかもしれません……。
【2009/03/14 01:55】 URL | デルタ #JnoDGgPo [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://hosiakari.blog34.fc2.com/tb.php/681-88411bcd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。