ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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「子猫をお願い」……8年後の彼女たちは
2001年公開の、韓国の映画。
ちょうどIncheon国際空港ができたころの、Incheon市内に住む20歳の女の子たち5人の物語です。
不況下で、就職先もない。有名な商業高校を出てみたものの、就職できたのはソウルの証券会社へ事務職で入ったひとり(ヘジュ)だけ。あとは家のサウナ業を手伝う主人公(テフィ)、就職した職場がつぶれて今はデザイナになりたいと勉強しているが住んでいる借家すら壊れかかっている極貧の子(チヨン)、あとは、中国在住の両親と別居して手作りのアクセサリを子供相手に売って楽しんでいる様子の華僑の双子(オンジョピリュ)。そんな5人組が、日常の中ですれ違いはじめる。
(ただし、考えてみると、華僑の双子チャンも、非常に立場が不安定だ……)

映画最初の数分でちらっと映る、上り下りの通勤電車が駅を出発するのを跨線橋から映している光景が、地元に残った4人とソウルへ通うひとりとの関係を象徴しているようで、ドキッとします。

そんな、ある意味普通すぎる日常を追った映画なのに。
ネットでロケ地などの情報を集めて見つけた、韓国での公開時のポスターに、あきれました。
書かれている惹句を訳しますね

「猫そっくりな20歳 彼女たちの秘密の暗号
 20歳、セックスよりも気がかりなことがたくさん」


たしかに、「セックスよりも気がかりなこと」だらけで、彼氏らしい男がいるヘジュですら甘い関係にはなれそうにない、そんな余裕のないさなかを、こう形容するのは、どんな魂胆なのでしょうか(爆)。
オトナの男が、「彼女たちのそんな日常も、実は、彼女たちだけの暗号に満ちた”おとぎ話の世界”でもあるのだろう」と空想しているのを、告白しているのかも知れませんナ。ともかく、判ってないな~です。

 男目線でのプロモーションをしたんだな、本質を捉えていないや……。
この頃の韓国のショービジネスが持っていた限界を見た思いでした。
今は、どうなのでしょうね。

DVDを借りて見たのですが、実は今回が2度。
4年前に見たときには、私自身の生い立ちと重なる部分も多くて、ヘジュへかなり感情移入したものでした。彼女自身は、無理して入った職場で結局は雑用係になっているのに苛立ち、だからといってそれを素直には4人にも告白できずに強がっている、というあたりが、哀れに思えたものです
(のちに「光州5・18」でヒロインをやった、イ・ヨウォンさんが演じていた。この映画以来ずいぶん経ったけれど、感じが変らない女優さんだな、と思う)

今回はもっともしゃべらないチヨンに視線が行ってしまう。これが、私の年をとった結果なのか。

チヨンの経済的な閉塞を、”ふつうの家族”が持つ閉塞から飛び出して晴れて家出人になった(爆)テフィが救い出して、物語が終わる。
鬱屈しているように見えて、ひとたび「オーストラリアへ2年間ワーキングホリデーに行ってこようよ」と決めたら、「英語もベンキョウしてこようかな」的なハツラツさを取り戻して、空港を闊歩して終わるのですが……
その後、彼女たちどうしたのかな、とふと考えてしまうのは、8年後に見た者の視線でしょうか。
聞くところによると、双子が住んでいる中華街界隈も新華僑の人達が入ってきて相当にぎやかになったというし、チヨンが住んでいた港近くのバラック街もこぎれいになったらしいし、古い港町(20年くらい前の川崎~横浜の鶴見線沿線を想像してください)の雰囲気でなくなっているのだとか。
そんな中で、2年のワーホリを終えて帰ってきた2人は、生活の糧が得られたのか……そっか、急激な変化があったから、得られるのかも、とか考えてみていました。

今度のGWに、Incheonでも数時間自由時間を作れるので、彼女たちの息づかいを感じてみようかなとか思いつつ。
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テーマ:韓国映画 - ジャンル:映画

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