ほしあかりをさがせ
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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輸出型産業が日本の経済規模を拡大するのに寄与したか
たびたびお邪魔している、関さんのブログでの、私のコメントにたいして、
「内需が強くなっているというのなら、デルタさんの方から、そのような証拠を見せていただきたいと存じます」
との問いかけがありました。
直接に答える材料が少ないので、
代わりに、この命題の裏にあたる
「輸出が日本の経済規模を拡大するのに寄与したのか」
を資料を以て検証していくことにします。

【使う数値の定義・意義】
GDPとは、「商品・サービスに加わっていった付加価値の総和」とされていますから、輸入額を差し引いて算出しています。ですから、日本のような、「輸出商品の原材料をほぼ100%輸入に頼っている」国では、輸出金額から原材料輸入費を引いてはじめて、GDPと比較することが出来るはずです。
しかし、私の情報収集力にも限界があり、輸出商品の原材料費を時系列的に収集することができずにいます。私の関わっている業種の範囲内ではあるのですが、ここ10年輸出物品の利益率が低下する一方で、一部(半導体製品など)は原材料費すら出ない状態で輸出される場合もあるのでないか、というところから、私の推論がはじまったのです。

……そんなわけで、便宜的に輸出超過額を代用させて下さい。

【データ】
(商品サービス込みの輸出超過額とGDPとの関係)
暦年 実質GDP(10億円) 輸出超過額(10億円) 比
1985 364712       10871        3.0%
1990 460925        7612        1.7%
1995 479181        9982        2.0%
1996 492340        6738        1.3%
1997 500072        9982        1.9%
1998 489824       13991        2.9%
1999 489130       12280        2.5%
2000 503120       10716        2.1%
2001 504048        6564        1.3%
2002 505368        9881        2.0%
2003 512513       10186        2.0%
2004 526109       11953        2.2%
2005 536762        8707        1.6%
2006 549772        7902        1.4%
2007 561178       10796        1.9%

(商品のみについての輸出超過額とGDPとの関係)
暦年 実質GDP(10億円) 輸出超過額(10億円) 比
1995 479181       10075        2.1%
1996 492340        6725        1.4%
1997 500072        9962        2.0%
1998 489824       14071        2.9%
1999 489130       12209        2.5%
2000 503120       10686        2.1%
2001 504048        6559        1.3%
2002 505368        9907        2.0%
2003 512513       10260        2.0%
2004 526109       11951        2.3%
2005 536762        8701        1.6%
申し訳ないですが、私が調べられるのはここまでです。


【考察】
が、長期傾向として、少なくとも、近年物品の貿易での利益が増えた結果(輸出超過が増えた結果)景気回復したという仮説が成り立たないことを、了解いただけると思います。
もちろん輸出物品の原材料は輸入商品の一部でしかないですので、若干不適当な項目を持ち出していることは承知しています。
私が言いたいのは2点;即ち
(1)ここ2,3年輸出が増えているが、それが即ち「日本国域内での経済成長の原動力になった」といえるほどの貢献をしていない。なぜなら、輸出商品へ加えた付加価値(商品単価当たり)は低下傾向にあるため。

(2)ここ2,3年で輸入も同時に増えており(輸出超過が増えていないことがその証拠)、
「輸入物品の加工・国内流通で、国内の経済規模が拡大している」要因が必ずある。

【推論および意見】
データには示せませんでしたが、
日本からの輸出の「質」も近年変化し始めていることも、申し添えておきます。近年サービス輸出が急増しており、輸出総額の1割くらいを占めるようになってきている(10年前は3%程度でした)。これも、輸出総額を拡大させる要因になっている……言い換えればいわゆる「輸出型の製造業」だけが、ここ2,3年で輸出額を増やした要因でないのです。また、最近、日本産農産物を高級食材として輸出しようという動きがあることも考慮すれば、ますます従来の輸出型産業の寄与が低下傾向にある、ということもご理解いただけると思います。
(農産物の輸出自体には、私は不自然なことと思っています。が、大部分の農産物について「高品質」だけを売りにしている日本農業の現状からいって、早晩海外市場に頼らないと価格維持できないだろうとも考えています。これは、日本の全ての産業が抱える課題です)

最後に、関さんの当然持たれる疑問にお答えします。
「ではなぜ、本もとのUSA内にくらべ、日本での経済規模が縮小したか」
これはひとえに、日本の製造業(輸出・国内向けを問わず)が、高付加価値商品=贅沢品を比較的多く作っているため、と私は考えます。そうであるがゆえに、お米にしても、家電製品にしても、自動車にしても、
世界中の比較的裕福な層の「見せびらかし(あるいは自己満足)ための消費」を頼りにしている面がある……日本の農産物を中国の上海・北京の高級百貨店に向けて販売拡大する動きが、象徴しています。
そのため、不況期に入ったら消費者が「質を落とす」選択をしたために、真っ先に日本の各種製造業が、世界平均に比べ売り上げを減らしたと考えられます。

これまでバリューの高い(価格の割に満足度の高い)商品を作れてこなかったことを反省しないといけない……、
非常にツライ結論ですが、実態は私の言っていることからそう遠くないのではないでしょうか。
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テーマ:経済 - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント

http://locolo.blog.so-net.ne.jp/2009-05-05
小泉が沈黙した理由は。
http://plaza.rakuten.co.jp/seizaikaiclub/diary/200904220000/
自民党の金庫に金がない?
田原さんもこれじゃ・・・・
http://blogs.yahoo.co.jp/voteshop/folder/60653.html
自民からの講演料ねぇ。
【2009/05/10 15:33】 URL | ロコロ #HYrLtCSk [ 編集]


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