ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
プロフィール

デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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Jincheonひっちはいく(NongdariとDAEWA4年銘磨崖仏)
4/30午後。Jincheon邑のまん中、河原にもほど近いバスターミナルに降り立つ。
市外に行くバス路線は、SeoulとCheongju、他数都市しかないので、こじんまりしているかと思ったら、なんのなんの。郡内の村へ行くバス路線が20くらいあって、それらのバスが常時5台は待っているというにぎやかさ。
磨崖仏1箇所と、古い石橋Nongdari(籠橋)とを、廻るため、この郡内バスの中から近くに行くバスを探さないといけない。
幸い、磨崖仏の近くに行く「Ogap-ri」行きが一番端のレーンでアイドリングをして待っていた。これを逃すと、おそらく1:30は待つ必要がある。ほとんど後先考えずに飛び乗った。が、平日のお昼過ぎ。お客は私だけ……。
運賃は均一W1200。これで、東の方向へ8km、Ogap-riに入っていく交差点まで乗れば、磨崖仏までは1km圏内まで行けるはず。
市街地を抜けるまでに、何回か裏道を入ったので少し時間を取られたが、以降は水田地帯の一本道を行く。この付近ではMiho川という川へ、西から川が合流している。その氾濫原にあたる湿地帯だったのを干拓したのだろう、たぶんポンプ小屋だと思われるものが、堤防の上に建っている。さらに目に付くのは、中部高速道路の高架。下の川や小さな尾根には素知らぬ顔で、ゆったりと右へ曲がっていく高架橋……。
Miho川を越えたすぐ東側で北へとバスが進路を変える。その寸前で、停車ボタンを押すと、技師(kisa)nimがびっくりした顔をする。いいのだ、私は、この田んぼのまんなかにこそ、用事があるのだから。

東へはCheoPyeon面の中心地へ続く道。その坂を上っていき、300m足らずで切通しのコンクリート吹きつけが途切れた。……案の定、その北面に鮮やかな塗色の庵の中に磨崖仏があった(太和四年銘磨崖立像という)。一見肩の上あたりで大きくえぐれているので、顔が削り取られたものか、と思ったが、肩と思ったところが、じつは顔だった……。そんな勘違いをしてしまうほど、摩滅した石仏だった。
太和四年銘磨崖仏(Jingcheon郡Chopyong面)


この地点からNongdariへは、交通機関がない(あるとしても、いったんJincheonの市街地へ戻らないといけない)。地図からは南南東へ3kmも歩けば着くことが判っている。しかもあたりは、まだ土を起こしてもいない田んぼ。……いくらでもショートカットできそうだ(笑)
が近づいてみると田起こしとかされているのが判る。作業の邪魔になってはいけないので、Miho川の西岸の堤防の上を歩くことにした。……もっともこの堤防に乗っていったら、西から合流してくる川に行く手を阻まれて、結局大きく西へ迂回しなければならないと判っているのだけど……。下水処理場の脇を抜けると、川の浚渫工事現場に出てしまった。水が導管の中へ流し込んであり、川底ではパワーショベルが稼働している。この地点からNongdariまで2kmもない。せっかく行っても、水がないなんてことないよな……。不安といえば不安。
ほこりっぽい中、対岸へ渡る橋を探し、沈降橋なみに川面に近い高さのコンクリート橋を渡り、無事、Nongdariが架かるGuryon-riへ続く2車線の道にたどりついた。
高台になっている集落を一つ通り抜け、坂を下ったところで、左手に広場が現れた。駐車場に10台くらい車も停まっている。赤レンガ造の館もある。そこがNongdariへの入り口だった。

川岸に出てみると、水の流れが澄んでいるのがうれしかった。上流での工事の影響がほとんどないみたいだ。ただ……、30mも離れていないことろに高速道路が走り、あたりが完全に公園となっているので、田園地帯の中の古風な橋、という期待した構図ではない……。
おまけに、来るツツジのシーズンに備えてだろう、地元の方が草刈などの作業をされている。それはいいのだけど、なぜがブルドーザーが、川の浅瀬を選んで強硬突破して対岸から渡ってくる。
……この「作業」に敬意は表しながら、けれど、私としては「無視」とさせてもらう。画面から追放して、撮った写真を以下に掲示。
Nongdari-こんな構造 Nongdari遠景


造りはわりと単純。
40cmくらいの間隔をあけて、川岸から対岸に向かって飛び石状の石積みを造り(計26個ある)、それを橋脚にして、橋桁にあたる巨石(幅50cm×長さ60cmくらい)を橋脚間に渡して作ったもの。この工法なら、確かにどれだけ川幅が広くても橋を架けられる。
が、いざ自分が渡るとなると、結構怖い。
橋の幅もそんなにないし、だいいち川面まで1m以上ある。しかも、橋脚に流れを遮られているせいもあって、橋桁の下の水路にはしぶきが立つほどの水流が発生している。
おまけに、観光客も私以外に20人くらいいて、調子にのった子供が、私が渡っているのに対岸から走って渡ろうとしたりする……。


表にあった赤レンガの館は展示館だった。
橋脚を上から見ると流れに対して流線型に作ってある、などといった仕組みを解説してある。(それによる流水のシミュレーションが書いてあったりする。機械工学に詳しい人なら面白いだろうな)
玄関には芳名簿が置いてある。せっかくだから、署名していくことにする。
前には、「Jincheon郡内」とか「Suwon市」とか書いてある中、いきなり「日本国三重県亀山市」とハングルで書いたけれど、どこだか判ってもらえるだろうか……。

NongdariからJincheon市街までは7km弱あるが一本道だ。まあ遅くても19時前には着ける。天気もいいし、このあたりだと19時になっても日が沈まないから、心配はない。ただ心配なのは、狭い2車線をかっ飛ばしてくるトラックだけ。
農協、雑貨屋さん、小学校……すべて今日の業務は終わりという、夕刻17時(というわりに妙に日が高いのだけど)。ゴトゴトとこっちへ来る田んぼから帰りのトラクターが赤いのも、日本そっくりな光景。ノスタルジーも若干ありつつ、いいところに来たな~と伸びをする。そして、思う。「ここ、どこだっけ?」パスポートさえ首から提げていなければ、異国だということを完全に忘れそうなひとときだった。

集落から2つ目の小学校の前を過ぎるころ、白いポーター*1が背後からクラクションを鳴らした。大工さん(内装工事の人?)がひとり現場から引き上げてくるところなので、載せてあげるといってくださった。

--何、日本から?(私のザックを指して)山でも登るのかい。私も登るんだよ。日本には面白い山はあるんかい?そうかそうか、2日がちょっと雨が降るようだよ、気をつけて旅なさい。

そんな調子で、私にほとんど口をはさませることなく、早口で話すアジョッシ。一方私は、半分くらいしか聞き取れていない。運転中に聞き返し、筆談したりするのもどうかと思い、相づちをひたすら打つ私。

それでも、あたりは、やはり茫洋と「アジアな田舎」の光景が続いていた。

(*1 韓国で軽トラの7~8割がこの車種、というくらいのロングセラーの軽トラ。日本の軽トラより横幅があり、そのせいでヘッドライトの間がやたら広く、妙にカワイイ)
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