ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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死ヲ司ル社会(その1 駆け込み寺としての政府)
リバタリアンから見た「死の社会的意味」を書く
などと大見得切ったものの、かなり難しいですね。弱りながらの2回目の記事です。

一口に死といいますが、
ケンシロウ氏に「お前はもう死んでいる」と宣告される時点からはじまり、だれが見ても死んでいる状態まで、段階を踏んで死んでいく、というのが、我々生物の習わしであります。たとえ心臓発作であったとしても、脳の活動、呼吸、鼓動の全てが同時に終わるのでなく、時間差をおき緩やかに死んでいくわけです。
そして、実はもっと重要なこととして、死は自分では自覚できないものでもあります。当たり前と笑わないでくださいね。自覚できないからこそ、誰か他者に死んだかどうかを判定してもらう必然性がでてきて、「死」が社会性を帯びるのですから。

死にかけている人がいるとします。周りにいる人が、もう亡くなったようですね、と判断したとき、……生物学的な定義はともかく、そこで死に至るわけです。
極端な例かも知れませんが、「死にかけている人」が目の前にいない場合に、死と見なす方法に3種類あります。
(1)認定死亡
(2)推定死亡
(3)失踪宣告

(1)は水難や火災などで、死体が不明な場合に行われる手続きで、判定するのは警察・消防署となっています(届け出先は、市町村長)。これも重大な死の決定の仕方ですが、実は特に取り決めがないようです。だから、山の遭難や水難などで、捜索打ち切りを宣言しようとするときに、問題となる原因でもあります。

(2)は、行方不明の乗り物の乗組員に対して行われる手続きで、事故後3ヶ月の経過を以て死亡と見なすというものです。ただし、これは生命保険などの支払手続きに、用いるもので、民事的な死-言い換えれば所有権の整理開始の決定といっていいでしょう
さて、私が注目したいのは(3)です。

(3)は死ではないじゃないか、とツッコミが入りそうですが、もはや自分たちの「世界」に戻ってこないと見なす、という点で「死」の擬制といっていい。
そして、なくなった人の”これまでの”権利関係を整理するためだけ、と目的を限っている点でも、生物学的な厳密な意味あいで死んでいないうちに行う、死への準備(あるいは先行的な措置)を考える上で興味深い。

まず本人に縁がある人(利害関係者)から家庭裁判所へ申し立てを行います。つまり、最初に「なくなった」と判定するのは、利害関係者(警察でも医師でもない)なのです。家裁での審査があり要件が認められたのち、失踪の事実が公示されます(公示催告)
つまり、死と認めるまでの間に、
 ・長期間音信がないことを関係者が明示すること(本人から関係者へ意思表示がないこと)
 ・音信がないことを公機関(司法権に属する)が認めること
 ・本人あるいは、別な関係者からの無効とする申し立ての期間を設けること

つまり、社会から隔絶された人を「失踪」と宣言することにより、社会的に「なくなった」状態とすることができるようになっているわけです。もちろん、この手続き、悪用される可能性もあります。
例えば……この手続きをもちいて、冬目景サンの漫画「羊のうた」で、千砂、一砂のお母さんの志砂さんの死が、失踪と届けられていました。そんな使い方もできてしまいかねない……(というのは、マニアックな例示かな-苦笑)
そのような場合にそなえ(志砂さんは、本当に死んでいますが)、死んでいない、「なくなる」意志もない人が救済されるための、猶予期間と手続きを公の仕組みとして用意する必要がありそうです。
つまり、政府は、関係者の暴走から当事者を守るための駆け込み寺の機能を期待されているわけです。
昨今では、家族を営むために、政府が助力(奨励)しなければならないと考えられるようになってきていますので、かなり意外な役割に見えるかと思います。が、政府と家族とは、本来、そんな緊張関係にあるのではないかと考えるのです。

(続く)
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テーマ:医療と行政 - ジャンル:政治・経済

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