ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
プロフィール

デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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河口から水源まで-吉野川水系を巡る旅
たびたびお邪魔しているBlog「代替案」の関さんが、
Blog中で呼びかけておられた、PARC自由学校主催の見学会「徳島県吉野川流域を訪れる・川はみんなのもの」に参加してきました。

山登りをしていて、しかも琵琶湖にはそれなり以上にかかわった私としても、知らないことばかりであり、
書かなければならない話ばかりなのですが、
まずは、スケジュールに従い、短報を上げます。

(序)
すみませんでした。徳島の皆様。
大塚製薬と日亜化学のイメージしかない私が間違ってました。
中京圏ではなかなか見かけない「JAVATea ストレート」が、そこらじゅうで手に入るので、私はご機嫌でしたが、そんなことはいいんです。(あの苦さこそが、紅茶の真の味わいです)

吉野川の存在感は格別なものであり、河口付近の平野は、盆地育ちには信じられない平原でした。

*7月18日(土)河口から第十堰へ
   案内:姫野雅義さん
   吉野川河口干潟から吉野川第十堰までを見る。
 ・河口干潟に着いた時間帯はこれから潮が満ちてくる頃合い。100匹くらいいたシオマネキがどんどん姿を消していった。沖合に建設中の環状道路の橋は、砂地の干潟を跨いで作られるが、橋脚は6~7本既に建っている。水流が確かに変りそうだ。
また、周囲は見るからに乾燥しはじめている。駅の裏にある城山でも原生林が乾燥化で植生が変わって行っている、と看板が立っていたのを考え合わせ、地下水の不足とかも起きているのかもしれない。

 ・第十堰は、普段は水没しているのだが、吉野川自体の水位も下げられていて剥きだしの状態。狙う機能は、(1)堰を本流に斜めに作り、用水(実は昔の本流なのだけど)へ分水するために水を”せき上げる”(2)堰自体は水流を遮らず流す。上には溢れるように流れ、下には石積みの隙間からしみ出る。
しかし……、壊れた部分を補修する際「コンクリートで固めた」ため、しみ出る流路がなくなっているという……。技術屋として、これは許せないな
(機能の分析をせずにものを作ってはいけない。VE(value engineering)の基礎を勉強し直して欲しいです)

 ・有名な可動堰問題での住民投票に至るまでの話を中心に、15年間の保全運動の流れについて、姫野さんよりレクチャーを受ける。

*7月19日(日)河畔林から山村(上勝町)へ
 午前:吉野川中流域の水をめぐる民俗誌、的な探訪
 案内:河野さん
 ・案内下さった河野さんの雰囲気が似ているせいもあって、
  のりは、なんだか嘉田さん(現滋賀県知事)の学者さん時代の調査を
  思わせる(笑)

 ・吉野川市(*1)に今は編入されている川の中洲「善入寺島」を探訪。
  かつて506戸の家族が住んでいた中洲を、明治~大正にかけて遊水池とし全戸立ち退きとした土地。中洲の周囲には、竹を主とする河畔林が巡り、州の中は農地となっている。見渡す限り人家のない農地……。
確かにもっとも「賢い」遊水池の用い方だが、これも明治政府の強権があってのことと思うと、問題の難しさを意識してしまう。
(*1 とヨソ者にいわれてもよくわからないなぁ。有名な学駅の近くです)


 午後:ゴミゼロ宣言の町・徳島県上勝町に移動
 ・ゴミゼロ……つまり完全リユース+リサイクルの試み。生ゴミ処理機を各家庭に低価格斡旋し、その後には町役場として生ゴミ処理を行わない、などといった処置は、なかなか合理的。
リサイクルについては、必死になって引取先を探したという印象が残る。四国で出た廃棄蛍光灯が北海道で処理(グラスウールになどになる)というあたり、エネルギー的にどうなのか……。(リサイクルに関するこの事情は、どこでも同じですが……)
 ・葉っぱビジネス「いろどり」の取り組みについて、起業した横石さんよる講演。
追随者(コンペティタ)が出ないのか、との問いを受け、「他の山村では、合併により役場や農協などが弱体化してしまったので、同じことができないのでないか」と答えられたのには、かなり暗澹としてしまった。
 
  夜: 月が谷温泉 泊
  堀川正さんによる、スライド講演
  題名は「猟師の目から見た山の危機」
  ……だったはずなのですが、山津波(土石流)の発生する過程を、自分で撮影された写真をベースに講演された。
きっかけは、「山崩し」(砂浜で砂山を作り棒を建ててやる遊びの方ですよ!)みたいに立木の根本が、水流で掘り返されることから始まるよう。「もやし林」と専門的には呼んではるのだけど、ひょろっと伸びて天辺だけに枝を残した植林の杉の場合、確かにいかにも転けやすそう。また当然ながら下草の有り無しにも左右される。
その後下に向かっては、ある滑り面より上面の土砂が押し流されていき、「ミキサー車からコンクリートが滑り落ちていくのよりよっぽど速い速度」でドドド、と下流へと流れていくのだという……。
(このあたりの原理は、関さんのblogの記事のほうが間違いなくていいかと思います……。
http://blog.goo.ne.jp/reforestation/e/50c9b464f4c7963757b3521e3364441b

いちおう物理学で修士学位を持っている私-見えヘンけど-にも意地があるので、専門的にならないかつ、そして物理屋サン的な観点での解説記事を書きたいと思います。

深夜
堀川さんによる、追加講義が寝室で続く。講義内容 ひとりで行うイノシシ狩りの方法、および体験談。
閉講AM1:30頃だったか……。

*7月20日(祝)自然林と人工林を比較しながら歩く
   案内:堀川正さん
・この日見た内容は、追って写真などを交え、レポートにします。
 関西圏の山ともちょっと違った状況もありつつ、バランスを崩した状態で放置された山林の危険性、岩盤をも砕く土石流の勢いを目の当たりにした。
(もっとも放置の仕方にもよるのかもしれず……。
まったくのシロウトではあるけど、エンジニアとしてはいろいろ考えるところもあるので、詳細に分析してみます)

と、硬い話はこれくらいにして。
小ネタ集へ突入です。


【オプショナルツアー】
1日目の夜、炎天下のもと第十堰の上を歩いたりしたものだから、お風呂が恋しい参加者の皆さん。しかし合宿所はひとりが入ればいっぱいの風呂場があるだけ。
温泉にいきましょ、と8人がワンボックスカーに乗り込み、徳島市内にあるという「あいあい温泉」へ繰り出す。ナビシステムに「あいあい温泉」を呼び出し道案内が出たのにすっかり安心しきって、出発。
しかし、市街地を行ききっても到着せず、さらに北へと導こうとする。駅付近から4kmは進み、田んぼの中の住宅地の中へ入ってきて、残り1kmを切った。「電灯と電光看板がある、あれかね?」といいつつ進むと、確かにその建物の前で、ナビシステムは「残り0.0km」を表示。しかし、目の前の看板には「レストラン」とある。
何かの間違いか、などと、ナビ機をいじっていても、解決できるわけでもない。
再度温泉名を入れ直し、検索を掛けると
「残り6.xkm」、ヘーゼンとそんな答えが出た。

なんでやねん!!

このナビシステムに翻弄されつつも、結局は温泉施設にたどり着けたわけだし、
だいいち、その温泉施設も住宅地の奥まった場所にあって、ナビなしでは見つけられなかっただろうとは思う。
しかし、声を大にしていいたい。

「行きでそんな目にあったから、
帰りが、ナビシステムに従っていて本当に帰り着けるのか、
みんな怖がってたんだからな!」

(といいつつ。焦る関さんを横目に
「オプショナルツアーその1”徳島市内温泉ミステリーツアー”」とはしゃいでいたのは、私です。スミマセン)

【今回の「特盛り」】
阿波名物「たらいうどん」を、2日目昼ご飯に食す。
押し寿司といなり寿司が各3個ついた定食だったのですが、
たらいに入ったウドンの量が、4人分と思えないほど。
径60cmくらいのたらいに、釜揚げウドンが10cmくらい
「積み重なっている」。
箸休めであろうお寿司も、ウドンも、ひたすら「炭水化物!!」な味わい。
コッテリした動物油脂系のご馳走とは違った意味での、執拗な迫力がありました。

【今回の名言】
参加されていた物書きの方の連載コラムの題名に、一同感服のあまり拍手
「もう、お金に振り回されない」
この方のコラムについては、非常に興味深いので、別項で紹介します。
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テーマ:これからの日本 - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント
先月はありがとうございました
デルタさん
 先月はありがとうございました。多くの仕事に埋もれ、またもやブログから逃避していたため、返信できずにまことにご迷惑をおかけいたしました。
 旅の様子、ブログでも紹介してくださってうれしく存じます。物理学専門のデルタさんに、土石流災害のメカニズムに興味をもっていただけてうれしく思いました。土石流の災害現場をまわった直後に、今年も各地で土石流災害頻発・・・・・。本当に心を痛めております。
  
【2009/08/13 14:38】 URL | カーナビ依存はコリゴリなせきより #YCmkle0Y [ 編集]

やっぱり固体やサンには……(汗)
関さん
こちらこそおせわになりました。

私も触発されるところがあり、
また、技術屋仲間がなかなかこういう問題に目を向けないのにも苛立っているせいもあって(土木の人なら違うのでしょうけど……けど門外漢がメカニズムを丹念に追うというのに意義があると感じているので)
付近の山を遠望したり、図書館行って関連図書を探したりしている段階です。
ちょっと、固体結晶の界面での滑りとは様子が違うな、と当たり前なことで、戸惑っているところだったりします(汗)

それにしても、
まさに、いつでも起こりうる状態だったんですね……。
もどかしさを感じてしまいます。
【2009/08/27 00:02】 URL | デルタ #JnoDGgPo [ 編集]


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