ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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「そんなヤバイもの、頼まれたってつくらねぇよ」
旅行中の晩、疲れ切ってTVを点けてぼけーとしていると、
NHKの総合で「日本の核武装」について議論している番組にいきあった。
なんだか、今すぐにでも日本が核武装できるかのように議論を展開しているので、
どうにも違和感が先立ったのだけど、
志方サンが力説されていた内容には、感銘を受けた。

「日本には作る能力がある。
だが、それでも作らないという態度を示すこと自体が、核廃絶へ向けての強力なメッセージになるのだ」

だが、逆にいえば印象に残ったのは、彼のこの言葉くらい。というのは、スタジオの中の空気が明かにヘンなのだ。
作ろうと決めて技術者にハッパかければ、労せず核兵器ができるという確信がみなぎっているように感じられた。日本ならその気になれば、核兵器なんていつでも持てるんだ、という認識が、反対の人にも賛成の人にも共有されていた。

けどもね、作る側の人間にも、考えもあるし、倫理観というものもあるんですぜ
と高らかに宣言しておきたい。
政治の舞台で決まったから、と、民衆が望んでいるから、と、
そんな単純な理由だけで、技術者や現場の作業の人たちが文句の一つも言わずに働くとお思いなのだろうが、

私らにも仕事を選ぶ権利がある。

私らは、製品を作り上げていく過程でかならず「使う場面」と空想する。そうしないと、独りよがりな”モノ”へと成り下がるから。
だが
核兵器を使うところって、どんなんだ?
誰が使うんだ?
核兵器にとってのユーザビリティってなんだ?

……考えるだけでも陰鬱だし、辛いばかりだ。そして、この仕事で本当にカネを貰っていいのだろうか、とさえ考えてしまう。

「なーに、核兵器があるだけでも、戦力均衡に寄与するのだから、使う場面を真剣に考えなくていいよ」と、慰める人も多いだろう(この種の「慰め」が現場の我々の神経を逆撫ですることにもなるのだけど、まあそれは完全な感情論だから、今は言わない)
しかしそれならなおのこと、大切なお客様のために、誠意を込めてこう返事しなければならない。
「使わないことを前提にしたお飾りならば、ハリボテで十分でしょう?段ボールを切り張りしてダミーのミサイルを作って差し上げますので、そんな物騒な商売に巻き込まないで下さい」

そして何より、核兵器を作る上で、基礎実験や組み立て作業あるいは実験場の清掃(清掃ロボットの分解清掃も含んで)で必ず被曝者が出る。その健康障害は不可避のものだ。
 ……それも、社会の為に必要な犠牲?
そうお思いになるなら、私(設計技術者)が具体的な作業をお願いする、後輩たちや出入りの業者さんへの責任を説得し、彼らの削り取られている生命をしっかりと補償してくださいよ。
……いや、どんな補償があったとしても、私は陰からいうだろうけど。
「ロボット代わりに使われ、残るのは放射線障害だけ。この仕事受けない方が身のためだよ」と。
……私だって、彼らから一生に関わる怨みを受けるのは、いやだから、ね。

なんというのかな……
日本はものづくり立国と言われる割に、ものづくりに関わる人間を、ロボット扱いしている。技術者に求めるのは精緻な設計スキルだけであって、商品への「思い」などを表現させたがらない、そんなことを表だっていうと、うるさがられる
(確かに、ウザイ技術者だとは思うけれど-苦笑)

それをウザイと口封じしておいた上で、”世論”だけがトットと先に行っている。

防衛省の研究員サンですら、
「核兵器による抑止は、相手方の核兵器に対して取りうる数ある抑止政策の内の1オプションに過ぎない」と冷静な指摘をしているというのに、
核武装 是/非の議論だけが進む、というこの空気。

国産のある特定のモノを作る(持つ)ことが自己目的化して、
「本当に欲しいサービスは何か?」と、技術者に分析させてもくれない。

政治の世界で必要と決まったから作る、みんなが望むから作る

なんか、最近の日本でよく聞く言葉ですよね
けれど、そうして作られたモノが、本当に愛されているでしょうか?
 強制的に停波させると政治が決めたための、デジタルTV(+レコーダー)の特需!
 食糧自給という掛け声のもと、押しつけられる、農薬漬けの国産農産物!

 その他 諸々

これが、ものづくり日本の、悲しき実態でないでしょうかね。
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テーマ:戦争・原爆 - ジャンル:政治・経済

この記事に対するコメント

同感です。
【2009/08/20 20:20】 URL | 西郷一之介(kazu) #- [ 編集]


すぐに軍事転用ってのも無理ですし

アインシュタイン的な苦悩をする方はたくさんいるんでしょうね
【2009/08/22 21:07】 URL | #- [ 編集]

コメント多謝
>西郷一之介さん
コメントありがとうございます。技術者特有のこのあたりの気持ち、なかなか話する機会がありませんけど、
いずれ、愚痴らせて下され(礼)

>08/22のコメントの方
コメントありがとうございます。
核兵器を作る、という職場の環境的な厳しさは、私も想像するよりないのですが
完全密閉可能な発電所の原子炉ですら、あの警戒度と、あの健康被害(下請けの作業員さんたち)とですから
まさに、怖いのひとことです。
【2009/08/26 23:35】 URL | デルタ #JnoDGgPo [ 編集]


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