韓国の中波ラジオ放送で西日本まで届くものに、韓民族放送というのがある。もともとは、在外韓国人の引き締めと、在外北朝鮮籍人への工作とをかねて作られていた放送なのだが、今では対談番組と懐メロ(かな?、どうもふるーいタッチの演歌系の曲)とが掛る、まったりとした番組が続く局になっており、ときどき、「キムチチゲを食べるときにどんなものを入れるか」なんて、実に下らない聴取者インタビュー番組(爆)があったりするので、何もすることのない夜には、つれづれに聞くことがある。
研修のために、前夜泊した研修所の寮での夜(1/13深夜)。 ほんとうに何もやることがなくて、この放送局を掛けていた。 そのときに、「雨とあなた(BiWa Tangshin)」という曲が掛った。。。
捨てた(未練を断った)はずのあなたのことが甦り、 雨が降ると、心ならずも涙が出る、 といった詞が、切々とした女性の声で歌われていた。 (もちろん、全ての歌詞を聴き取れてはいない あとで、ネット上で調べた歌詞を、 私なりに日本語訳したのを最後に書きますね)
聞き覚えがあるなんてもんではない。 つい2ヶ月くらい前に、DVDで借りた「ラジオスター」という映画で、中年になった一発屋のロックシンガー(男)が切々とギター弾き語りしている曲……それも20年以上前の作品。 何もかも失った男の溜息、という感じで、ロックというよりブルースといいたくなるような、いい唄になっていたので、気に入っていた。 映画での原曲はこんな感じです。 http://jp.youtube.com/watch?v=3xAEcfufzXs それを、女性の澄んだ声で聞くと、単純に失った恋を悲しむという、素直に聞ける唄になるのが不思議。 今調べてみると、Remble Fishというグループのカバーだったみたいですね(アルバム「Memory For You」収録)
歌というのは、声質や情感の加え方で、いろんなニュアンスをもつんだなと、当たり前なことに感心しました。
下に、おとこの溜息と解釈しての私なりの訳詞を載せておきます。 聞きようによっては、たしかに女歌にもなりますね。
「雨と貴方」 仮訳詞 林屋でる太
もうあなたが恋しくはない 会いたいという気持ちも、ない 愛したことも忘れてく 静かに。
分からないのは俺の心 雨が降れば涙が出るんだ。 ずっと昔 あなたが去ってった あの日みたいに
もう平気なのに 愛情なんか 消えてるのに 馬鹿みたいだ 涙が出る
おぼろげになる色褪せた思い出 どれほど身にしみてることか
憎いあなたを 今でも恋しがってる もう平気なのに
愛情なんか 捨ててるのに 馬鹿みたいだ 涙が出る
以上、 kozueさんのBlogでの記事を参考にさせていただきました。おんな歌と解釈しての訳詞も、示しておられます
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テーマ:韓国人歌手・ミュージシャン - ジャンル:音楽
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