ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
プロフィール

デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

自動WEBサイト翻訳(多言語)

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

季節を司るもの
NHKラジオ第一で本日21:30まで、H栄養専門学校の学長だったかの半可通なお人が、食育のことについて滔々と持論を述べていた。
いろいろ突っ込みたいことがあるけれど、自然科学の学徒として、どうしても許せないことがあるので、ここに指摘しておく。

「旬を大切にするために、太陰暦に従って、私は料理を出します。月の運行に従って考えることは、東洋の人間として自然なことなのです。西洋の暦である太陽暦に従うことは、よくありません」

私の理解するところでは、旬というのは、季節依存するものである。
季節の変化は、太陽の運行によって決まるものであり
月の運行とは関係ない。(古い暦学的な言い方にさせてくださいね、「地球が太陽を回るときの、位相によって」というのが正しいのはわかっているけれど、これは、暦を考えるときには実感しにくいので)




東洋(中華文化圏)でも、古くは純粋な太陰暦が使われていた時期もあるかもしれないけれど、
その「太陰暦」……月の満ち欠けの周期で1か月を定めるだけの暦法……では、季節がずれてくることを、人々は知った。暦と実際の季節とがずれたら、農業や漁業をする上で、混乱が生じる。そこで、”月”と”年”との関係をフレキシブルに扱えるように、暦法が改良された。太陽太陰暦とそれを呼び、我々のいう旧暦も、そのルールに則ってカレンダーを作っている。
だから、月の運行が、旬を支配しているのでなく、あくまで補正として加えられた太陽の運行という概念が、旬の目印となるのだ。
月の運行がもし食材に関係するならば、漁業だろう。
新月には魚を捕りやすい(あるいはどこかの漁場へ魚が集まる傾向がある……等々)という自然界の法則を、暦の上に反映させることができる。……が、それは料理にする段階では何の関係もないこと。

それでもなお、月のリズムが生活の上で大切だ、と主張するなら、お聞きしたい。
この料理人さんは、カツオの旬を皐月と考えるならば、5月に閏月がある場合(ただの5月と閏5月とがある年には)、どちらを正しい旬と判断するのだろうか(冷笑)?
結局、そんなときは、料理人としての勘に頼るしかないだろうに。(ということは、旧暦を参考にしかしていない、ということになる。この人、何を力説しているのだろう)

……私は何を隠そう、大学の天文同好会では、月面課長(気象課長を兼任)をしていた人間、
月面スケッチばかりしていたものだ。
月には得も言えない愛着もあるし、月の魔力(心理学的・生理学的な影響)というものも、わりと肯定的に考えている人間だ。
が、そんな私から見てさえ、この種の半可通な「暦への認識」は迷惑で、かつ妨害的な行為にしか見えないのだ。
生兵法は怪我のもと、とはよく言ったものである。
スポンサーサイト

テーマ:心と体にいいことはじめよう! - ジャンル:心と身体

この記事に対するコメント

偶然、私もカー・ラジオで聴いていました。私もツッコミどころをたくさん感じていましたが、「旬には、『はしり』『さかり』『なごり』があり、『さかり』の栄養価は8倍」というあたりで、脱力の極みを感じました。食材を特定せず、8倍という数字をあげることは、たいへん不誠実に思いました。
【2010/02/07 18:52】 URL | xf5u #- [ 編集]

栄養学的リテラシーが……見落としですナ
xf5uさん、コメントありがとうございます。
「サカリのころには、……栄養価が8倍にもなる」のくだり、たしかにそういうことを彼が言ってましたね。
聞いたのを覚えているのですが、聞き流してしまってました。
栄養学校の代表をやっている人が、これでは、困りものです。改めて考えると……。
せめて、「ハシリとサカリとでは、3大栄養素の中には、8倍くらいの差が出るものもあるくらいに」
程度の表現にしてもらわないと。
大体にして、「栄養価」って何? タンパク質?熱量?脂質?……それすらアイマイ。
私のように聞き流す人がいるのは、栄養学的な知識については、リテラシーが低いからかもしれません。普段気を遣っているようで、
どういう栄養素をどの程度とればいいか、わかっていないな、とも思います。
これは、蔵研也サンのBlogで読んだのだったかな?
USAでは、動物性タンパク質と植物性タンパク質とが、体に与える「害」の度合が違う、なんて議論まで、広く知られているらしいのに……。
【2010/02/14 12:12】 URL | デルタ #JnoDGgPo [ 編集]


この記事に対するコメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する


この記事に対するトラックバック
トラックバックURL
→http://hosiakari.blog34.fc2.com/tb.php/828-0d21a29c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。