ほしあかりをさがせ
山登り・サイクリング・星見・石仏探し 本命は何なのか、出たとこ勝負で行ってみましょう
プロフィール

Author:デルタ
三十才代、三重県在住の光関係の技術者です。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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藤原正彦氏に異論有り!
藤原正彦氏がNHKラジオの22時のニュースに出て、
小学校での英語教育について意味がない、と話していた。
結果的に同じ意見なのだけど、
彼の立論に大いに異議がある。
異議が4点ある。
(1)早期の英語教育にまったく意義がない−>
しかし、ネイティブのように話すには、やはり早くからはじめるほうがよい。
ただし英語圏で生まれ育ったわけでないとまる分かりの我々(日本の義務教育を受ける人間)にネイティブ的な表現を期待する人は、いない。意味さえ明瞭に伝われば十分なので、どちらでもよい、というのが本当かもしれない。

(2)日本の英語教育は間違っている(話せないなんて!)
−>仕事にもよるが、英語での会話よりも、読み書き(とりわけEMAILやWEB PAGEの判読)が、現状使う機会の多い技術だ。この2つの能力は、現状の公教育だけで相当な域まで使いこなせるようになる。そのメリットを軽視し削減するのは大変危険である。どんな会議でも最終的には議事録で議事内容を確認しあう、契約の時には口約束でなく契約書を交す……それらの事実を考えたとき、文章力の訓練を徹底的に行っている今の英語教育は、実践的であるとさえ言える。
(私など、学校教育以外で英語を学んだことがないけれど、TOEIC600点まで行けるのだから)

(3)小学生の間は、1にも2にも国語教育に力を注ぐべき
−>一般に日本人の話がわかりにくいのは、一連の文章(会話)に流れる論理構成が見えにくくなっているからである。欧米人に通じるようにするには、むしろ論理をいかに伝えるか、という訓練こそが必要なのだ。
現状の国語教育では、その域まで教えることができてない。どうかすると、論理の組み立てを剥きだしにしたような文章は、先生に嫌われる、という傾向さえある(小学校では特に)のを放置していては、国語教育の強化は逆効果になる怖れさえある。
数学者の藤原氏には、「算数で論理を鍛える教育が実は近道なのだ」、と言って欲しかったくらいだ。

(4)話する内容こそ問われる。
−>これは藤原さんのような古き良き時代の学者さんの固定観念だ。今や、国際的に共通する”教養”というものがなくなりつつある。例えば、ゲーテがどうだ、とか言ってみても、通じない可能性が高いのをどう考えるのだろう。(昔はそういう「教養の豊かな」人しか日本人と接することはなかった。しかし、今では辞令ひとつで日本にホイホイと来るごく普通の教育を受けたビジネスパーソンが大半である)
また(これはこのインタビューで言っていた訳でないが)、日本の文化などについて精通しておかねば国際人と見なされない、というのも一見もっともらしいけれど、これも私には疑問だ。
相手によって、「日本の文化」に期待するものが異なる。茶の湯、生け花、空手、武士道(爆)だけを彼等が望むわけでない。川端康成や大江健三郎の小説のことを問う人もいるだろうし、沙村広明の「無限の住人」に出てくる八百比丘尼は実在するのかと聞かれることも十分あり得る(このマンガ、スペインにファンが多いらしいのだ)。
むしろ、世界が共有しあいはじめたサブカルチャー(文字通りの意味で;”文化”の具体的に細分化された中身)について−要するに自分の趣味について−、はっきり嗜好とその理由を話せ、また相手の嗜好を聞き取れる……そういう「こだわり」と柔軟性(矛盾するけれど)が我々に求められるのだ。
少ないながら、外国の人と接してみて、もっともツマラナイって顔をされるのは、自分(私)の意見を熱を込めて話できなかったときである。こういう世間話を初めて、趣味ですか?……うーん寝ること」と答えるほど、味気ない空気になることはない。

テーマ:疑問・感想・意見 - ジャンル:ニュース

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