ほしあかりをさがせ
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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法は「選ばれる」ものである-国際商事紛争に見るリバタリアン法学の萌芽(1)
仕事の関係で、他の会社との間で技術開示の契約書(「秘密保持契約」とか「秘密開示契約」と呼ばれるもの)を結ぶために、交渉することがある。
概ね……本当に概ね、なのだけど、日本国内の企業に比べ、非常に長くなる。
ひとつには、細かい契約書である、というのが理由だ。契約の範囲(「ライセンスを供与することを約束するものではない」等々)が、思いつく限り列挙され、16条くらいまで及んでしまう。
もう一つ長くなってしまう理由がある。
紛争……、契約内容の解釈に差が現れた場合や、契約内容に反する行為があった場合の解決方法について、規定するからだ。
もちろん国内でも、最小の取り決めをしておくのが常識で、通常、第一審の裁判所
をあらかじめ決めている。
が、所在地が外国の企業の場合には、最低限、次のことを決めないといけない。

(1)準拠法
(2)紛争解決機関
(1)準拠法……英語で書くと「Governing law」。このGoverningという表現が、ちょっと面白いと感じるのは、私だけだろうか。日本的な考え方からすると、統治するのは人間や機関であって、法律は手段。法律に統治される、という感覚は、ないだろう。が、英語的には、Governingは「国や組織をコントロールする権利と権威を持っている」という意味を持つので、法が統治するといってヘンにはならないのだ。
それはともかく、異なる国にある機関の間では、どこの法律に定めた規則で解決していくかをあらかじめ決めないといけない。が、これは想像するまでもないけれど、当事者のどちらかの国を指定すると、当事者どうしで有利不利が発生する。
そこで、第三国の法律を指定する、という慣習が定着してきている。
たとえば、日本と韓国の企業とが契約する場合には、米国(ニューヨーク州)の法律が指定されるだろうし、日本と欧州の企業との間であったら欧州の別な国の法律が指定される(私の知る例では、2度ほどスイス法が指定された。国際連盟の時代の名残なのか……)

こうして、国際的な舞台にあっては、それぞれの国の法律は「選ばれる」存在になっている。よりどりみどりの法律の中で、どの法律を選ぶか?その選択権は、あくまで契約の当事者たちにある。

選ぶ側としては、何を判断基準にするか?
法律自体が整理されていえ判りやすいというのも理由になるだろう。先端科学の舞台ならば……たとえば生命科学に関しては、その技術範囲に対して革新的な法律を用意できているかも重要な要素だろう。あるいは、法律を扱う法律家にこういう国際業務に精通した人が多い国かどうかも実務的には重要な問題だろう。

もちろん、他国の準拠法に採用たからといって、別に何の得もない話ではある。けれど、そういう他者からの評価に無関心で、放置したままでいると、政府から企業が、職業人が離れていく原因になるだろう。人間が納得し、気持ちよく活動するためには、なるべく余計な疑問や摩擦の原因となる法律や政府から距離を置かねばならない。(そういうリスクに、一々消耗していられない)
それくらいの理由で逃げ出す人は少ないかもしれない。が、徐々に逃げ出すだけであっても、非常に長い時間スケールで見れば、社会の衰退の遠因にはなるだろう。

立法者の人々に、問いたい。
今の日本法が、準拠法として選ばれるほどの魅力を持たせることができるだろうか。

このように、法律は、その国だけに閉じて存在するものでなく、選ばれる存在でもあることを、忘れてはいけない。

(2)の紛争解決機関についても、
非常に興味深い点があるので、後日紹介したいと思う。
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テーマ:法律全般 - ジャンル:政治・経済

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