ほしあかりをさがせ
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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タイでも起きてる「多文化社会問題」
先週の水曜日、シャンティーボランティア会という団体の、タイでの活動の報告会を聴講してきた。

タイについては、急激な経済成長、政党間の対立の激化、等々、話題に事欠かないし、元SWAYの杉山加奈さんも住んでいたし(今はどうなんだろ)、インドシナ半島における大国でもあるので、注目しなければいけない国。
だが、果たして私たちがどれほどこの国を知っていたか、と報告を聞くうち不安になってきた。

タイの会社への投資は、一時期に比べ鎮静化したとはいえ、やはり経済成長は著しい、
そんな部分は、日本でも知られている。しかし、バンコクの高速道路の高架下や、貿易港の労働者たちのスラムも一方であるわけで、インフラの蓄積まで手が回っていないのも相まって、貧富の格差は拡大する位相にあるのだろう。

報告の中で印象的な言葉だったのは、
「経済政策(救援なども含む)の中では、子供は忘れられる」というもの。
子供の貧困には注目も行くけれど、では、どういう教育をすればいいか、との吟味もないままに、大人の都合にあわされる。(そんな中で、本を送ろう、図書館を作ろう、という運動が必然性をもって生まれたともいえる)
なるほど、本ならば、と、単一言語コミュニティーの生活体験しかない私は、単純に納得していたが、タイの実情は、そう単純ではない。

タイ語を母語としない、少数民族が北部に住んでいる‥‥この人たちにとって、タイ語での教育と民族語との教育のバランスをどこにおくべきか、という言語政策の問題と対峙する羽目になってしまう。

また、同様にタイ語を母語としない、ミャンマーからの移民労働者も住んでいる。その人数50万人‥‥ご想像の通り、彼らの子女には行くべき学校がない。その子たちが、タイのスラムの子供たちをターゲットにした図書館へ、やってくる。もちろんそこには、タイ語の本しかない。

このような状況では、絵本を読んでいる年頃までなら、問題も少ないけれど、やがて言葉を覚える段階に育ったとき、どういう教材を用意すればいいか?


言葉の問題は、多民族社会にとって、最初のそして最大の問題。また付随して、言葉を教える段階でどうしてもついて回る「民族文化」をどこまで・どのように教えるかという問題‥‥
人が土地に固定できなくなった以上、文化の異なる人たちが混住することになるけれど、
そのときに、コミュニティが細分化されてしまっては、社会は亀裂を持ったままとなる。

私は、民族(文化)だけがアイデンティティであるようなヒトのあり方が、不自然に思える。本来なら価値観、職業、世代‥‥といった複数の座標軸で自意識は多面化されるはず、
けれど、言葉が異なる、という事実から、「民族」はアイデンティティの根幹へと育ってしまう。
そこを突破したくて、天文版日葡時点を考え付いたのだけど、
言語を超えうる「意識・認識の共有手段」に、自然観が育てられるだろうかな、
とぼんやりそんなことを考えてしまった。

タイと日本、経済活動の規模からいうと大変な差がある。バンコクでも生活レベルでは30年以上の差があるだろう。
けれど、やはり同じ問題も抱えている面がある。
それは、同じ時代を生きているからなのだろうな。
‥‥私のやろうとしていることは、世界的に普遍な問題なんだな、とちょっとやりがいも持てた。
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テーマ:東アジア問題 - ジャンル:政治・経済

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