ほしあかりをさがせ
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デルタ

Author:デルタ
四十才代、三重北勢在住の技術者です。ちょっとだけ営業マンもしてました。
ネット上では、磨崖仏の研究家としてごく一部の人から認知されてる(らしい)。磨崖仏・星見・歴史小説創作については、本館のHPを見て下され。

他の任務:東洋的リバアタリアニズムの確立。
       日本まんなか共和国 勝手に観光大使

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collective intelligence(大前研一著「「知の衰退」からいかに脱出するか」から考えた)
大前研一サンが数年前出したていた「「知の衰退」からいかに脱出するか?」の新版が出ていたので、購入し読了‥‥といっても、旧版のほうは、立ち読みした程度だったので、実質はじめて読む本でした。

この本に述べている範囲においては、彼の言っている内容は非常に合理的で、納得の得やすい提案が並んでいる。が、彼が本来この本で提起しようとしている、
「”集団IQ”の向上」につながる提案がないのが不思議であった。

彼がいう集団IQという概念が、彼自身の中で未整理な様子も感じられ、そのせいなのかもな、とも思える。

集団IQ‥‥術語として考えれば、明らかな矛盾を持つ語だけど、彼はこの語で二つの概念を表そうとしている。

 ・集合知(collective intelligence)
 ・エスニック集団が形成する合意の合理性


前者は、まさにエスニック集団などに関係なく、テーマに依存して参加者が入れ替わり、(仮想的な)公共空間で構成されていく知であり
後者は、エスニック集団(しきりに「日本人」という言葉が出てくる)が知恵を出し合い合意形成する、という「内向きな」合意である。もちろん、その「内向きな」合意は、「外」(ガイコク)が固定的に存在することを前提に形成されるものだ。

一面では、コスモポリタンな社会描像に納得し、個人としての行動を呼びかけている彼、
だから、彼が本来よりかかっている「教養」が、まさにWikipedia的な集合知でありながら、
議論が、結局は、固定的なエスニック集団としての意思決定に回収されている。
その意味で、過渡的な著書であり、過渡的な立ち位置の人なのでもあるだろう。

ただ、日本の社会状況でなぜ、集合知が形成されないのか、
どうかすると、胡散臭くさえ見られるのは、なぜか
を、強烈に問題意識を持つきっかけになる、いい本だった。

さて、ちょっとは、私の見解を書かないとね。

結局、国民国家が虚構である、ということが、日本では意識されだしていて、
その行き着く先として、政治という舞台を「利益誘導だけの舞台」に変えてしまっている。
それは、もはやだれも、財政赤字に対して責任を感じない、ということを見ても明らかだ。

つまり、いくら力んだところで、エスニシティを「共通の利益集団」と規定することは、実態と合わないとの理由で無視されることになる。現状を見ていると、無視ではなく「我田引水」の機会を狙って妙に注目している、という感じだけど‥‥。

自意識の根拠が、そこにない以上、より流動的な集団による、集団知に参加するよりない。
しかし、それは、「オタクの身内での肯きあい」と化してしまう。
都市計画での「LRT導入」の議論あたりが、その最たる例。議論が、賛成者だけのお祭りになってしまっている。

この弊害をなくすためには、3つの方向性があると私は思っている。
1つは、その種のオタク的議論の場を、複数並立させ、議論の質をパラメータに、市場競争させること
2つ目は、問題設定時のルールとして、かならず「状態」を目標とすること(LRTの例でいえば、都市内での交通渋滞をなくす、という問題設定にする)
3つ目は、あえて興味のないヒトに加わってもらう‥‥つまり、完全な他者を内部に巻き込む、

こういうものを、制度化できる方法はないものだろうか。
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テーマ:政治思想 - ジャンル:政治・経済

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